皮算用【かわざんよう】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
皮算用

【読み方】
かわざんよう

【意味】
まだ手に入らない前からあてにすること。「取らぬたぬきの-」

【語源由来】
「算用」とは「勘定(金銭など数や量を計算すること)」と同じ意味。また、昔は動物の毛皮が流行したので皮を剥げる動物は商売のために捕られていました。その狸をまだ捕らえていないうちから、撃てると思い込み、剥いだ皮がどれだけ取れ、いくらで売れるか、と儲けの計算をすることを「捕らぬ狸の皮算用」と言い、略され「皮算用」とだけ用いられることが多くなってきました。

【類義語】
ソロバン勘定・胸算用・値踏み・打算


皮算用(かわざんよう)の使い方

健太
この漢字は見たことがあるから20点…地図は勘で何とか…ブツブツ…
ともこ
健太くん?何の計算をしてるの?
健太
今度のテストで最低80点取ればお母さんに新しいスニーカーを買ってもらう約束をしたんだ!
ともこ
それでまだ受けてもいないテストの点数の計算をしていたの?健太くん、「捕らぬ狸の皮算用ってことばを知ってる?勉強しなさい…。

皮算用(かわざんよう)の例文

  1. この商売は日銭で何とかやっているんだから皮算用してはいけないよ。
  2. 不景気で賞与がなくなり皮算用していた計画がおじゃんだ。
  3. 彼は皮算用する癖があるので私が財布を預かろうと思っている。
  4. この商品は売れると皮算用したのが原因で我が社は傾いた。
  5. 父の商才の無さに苦労してきた母から皮算用の危うさを幼い時から叩き込まれてきた。
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