硬骨漢【こうこつかん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
硬骨漢

【読み方】
こうこつかん

【意味】
権力に対してなかなか自分の態度を変えないようす。「―漢(=意志が強い男)」

【語源由来】
硬骨漢の「漢」の字の語源はいくつもありますが、その一説を。日本では「漢(オトコ)」として読まれることがあり、これに近しい説として中国語の「好漢子」があります。これは一般的な男性に比べて、より良い男性、立派で男らしい男性を例えて言うようです。つまり、「男」ではなく「漢」を使うことで、硬骨で頑ななようすが、より表しやすかったためと思われます。

【類義語】
頑固一徹・カタブツ・職人気質


硬骨漢(こうこつかん)の使い方

ともこ
健太くんは怒られることが多いけど、先生に言い返すことなんてないの?
健太
言い返すなんてできないよ!先生の言うことが全部正しいんだもん。でも、教室に先生にも怯まないすごい子がいるよ。
ともこ
あら!でも、ただのやんちゃくれでは駄目なのよ?信念を持った硬骨漢でないと!!
健太
先生が後からその子に謝ってたこともあったから正しかったんだろうね。そう言えば、なんかあの二人似た者同士な気もするなぁ。

硬骨漢(こうこつかん)の例文

  1. 上司は硬骨漢であり、取引先の事なかれ主義の担当者と何度も衝突したことがある。
  2. 硬骨漢な戦士でも見惚れるほどの美しさを持つ姫であった。
  3. あの老人はまさに硬骨漢であろう、と推測される鋭い眼光を持っていた。
  4. 宮大工の祖父は硬骨漢としてその業界では知られた人物だった。
  5. 物語の中盤に硬骨漢な粋な奴があらわれて主役を呑み込んでしまった。
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