前口上【まえこうじょう】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
前口上

【読み方】
まえこうじょう

【意味】
実演・実技などの始まる前に述べる口上。また、本題に入る前に述べる言葉。

【語源・由来】
「前口上」は、古代ギリシア劇で、「コロス」の最初の登場に先立つ部分を指した「プロロゴス」(prologos)という言葉が語源。「プロロゴス」は、今でいう「プロローグ」のことで、作品全体の流れや糸を暗示する前置き部分という意味がある。これを訳したものが「前口上」と考えられる。

【類義語】
まえおき


前口上(まえこうじょう)の使い方

ともこ
健太くん。文化祭の劇の前口上をやってよ。
健太
僕に頼むと高いよー。
ともこ
夏休みの宿題を助けてあげた恩を忘れたのかしら。
健太
覚えてるよ。ぜひぜひ前口上をやらせていただきます。

前口上(まえこうじょう)の例文

  1. 健太くんの実演は、前口上が長くて、見物人の多くが帰ってしまった。
  2. ともこちゃんの前口上で期待したのに、劇の内容はおもしろくなかった。
  3. 健太くんの前口上が長すぎて、本題が頭に入ってこなかった。
  4. この番組は、毎回、ともこちゃんの前口上から始まる。
  5. 健太くんの前口上が終わった後、照明が落とされ、緞帳が上がった。
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