南無三【なむさん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
南無三

【読み方】
なむさん

【意味】
失敗したときのことば。「―、しまった」

【語源由来】
仏教用語の一つに「南無三宝」というものがあります。「南無」は梵語「namas(ナマス)」、パーリ語「namo(ナモ)」ということばの音で訳されたようで、意味は「帰命・帰依(すぐれたものの力にすがること)」となります。「三宝」は仏教において最も尊敬すべき三人で仏・法・僧のことを指します。つまりピンチのときに三宝の力を頼りすがることを意味します。

【類義語】
あわや・ピンチ・死の淵


南無三(なむさん)の使い方

ともこ
きゃあ!健太くん!助けて!助けて!
健太
ええっ!!何パニくってるの、ともこちゃん?どうしたの!?
ともこ
蜂よー!私にまとわりついてるのー!!早く追っ払ってー!!
健太
大変だ!!えー、でも僕も苦手なんだけど…。えーい!南無三!!ともこちゃんから離れろー!!

南無三(なむさん)の例文

  1. 生存率20パーセントの患者の未来のために南無三、一か八か腫瘍を取り除く。
  2. 命からがら敵をまいたがその先で待ち構えられていてなんとも南無三である。
  3. 追い詰められて逃げ場などない南無三!お縄につくか。
  4. やるべきことはすべてやった、南無三だ。この命天に預けよう。
  5. 傾いていく船に南無三と覚悟を決めた。
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