浪花節【なにわぶし】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
浪花節

【読み方】
なにわぶし

【意味】
三味線(シャミセン)つきで語る、通俗(ツウゾク)的な語りもの。浪曲(ロウキョク)。昔ふうの義理・人情を重んじる考え方。「―的正義感」

【語源由来】
江戸時代に生まれ明治時代以降に流行した民衆芸能の一つです。鎌倉時代よりある説経節や祭文に三味線の伴奏などを取り入れ、通俗的、情緒的な義理人情を物語った大道芸です。

【類義語】
浪曲・祭文・説経節・浄瑠璃・謡曲


浪花節(なにわぶし)の使い方

健太
この間スーパーの前で大泣きしているお爺さんを見たんだ。
ともこ
まぁ、どうかしたの?
健太
うーん…。万引きをしたらしいんだけど、それまでの人生があまりにも気の毒で…。
ともこ
そうなの。色々と辛いことがあったのかもね…。でも浪花節で説き伏せようとする人もいるから情に流されちゃ危険よ。

浪花節(なにわぶし)の例文

  1. 祖父の浪花節は絶品で町内会の集まりでは必ずひとつ披露させられたと言う。
  2. 祖父に浪花節を聞かされているせいか息子の話し口調が芝居がかってきて少し困っている。
  3. 祖父と祖母の馴れ初めが浪花節であったと聞いてこの二人にも若い頃があったんだなぁと感心してしまった。
  4. 浪花節のような人生を送ってきた大叔父は老人ながらも色気のある人間である。
  5. なぜだか幼いころに母から「浪花節だよ、人生は」という演歌を特訓させられていた私。
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