長丁場【ながちょうば】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【三字熟語】
長丁場

【読み方】
ながちょうば

【意味】
(歩くのがたいへんな)長い距離(キョリ)。長く続く場面。仕事などが終わるまでに、長い時間かかること。

【語源由来】
『長丁場』の「丁場」には、江戸時代の強制労働の際の夫役(ブヤク)の持ち場の意味がありました。それが「縄張り」の意味を持つようになり、その後、馬子や駕籠かきの「受け持つ区域」を言うようになり その後も「宿場間の距離」という意味に転じ「その距離が長いこと・一つの物事が解決するのに長い時間がかかる」ことを『長丁場』と使われるようになりました。

夫役(ブヤク)   ・労働で納める課役。
馬子(マゴ)    ・馬で人や荷物を運んだ人。
駕籠かき(カゴカキ)・駕籠を担いで人を運んだ人。

【類義語】
長道中・長期戦・長町場


長丁場(ながちょうば)の使い方

ともこ
健太くん!!またテストの点数が一ケタだったんですって!?
健太
ともこちゃんっ!情報が早いよ~!どこで聞いたんだよぉ~。
ともこ
そんなことはどうでもいいのよっ!!せっかく私が教えてあげた範囲なのに!!どこが分からなかったのよっ!!
健太
(ひぇ~…。ともこちゃん、すごい形相だ…。これはお母さんのお説教よりも長丁場になっちゃうぞ~…。)

長丁場(ながちょうば)の例文

  1. この案件は長丁場になってしまったので労いを込めて部下を食事に招待しよう。
  2. 長丁場の仕事になることを予想して体力を温存しておかなければ。
  3. どうしても見たい映画は長丁場なので子どもを連れて行けないな。
  4. 今回のプレゼンはハプニング続きで思わぬ長丁場になってしまった。
  5. 長丁場な舞台を食い入るように見ていた息子の将来をなぜだか期待してしまう。
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