千里眼(せんりがん)の意味とは?(類義語)
【三字熟語】
千里眼
【読み方】
せんりがん
【意味】
千里も先のことまで知ることのできる能力(がある人)。人の心をさぐりあてる能力(をもつ人)。
「千里眼」の意味をとても簡単に説明すると、遠くのことや未来のことを見ることができる特別な力のことを指すよ。
遠い場所で何が起こっているのか、またはこれから何が起こるのかを、直感的に知ることができる力のことだよ。それはまるで目がすごく遠くまで見えるような感じなんだ。
【類義語】
天眼通・テレパシー
千里眼(せんりがん)の故事
【故事】
千里眼とは、中国の歴史書のなかの楊逸(よういつ)という長官の話から成ったことばだとされています。楊逸という長官が、ある土地に赴任された際、お上の虎の威を借る役人をスパイを使って監視していたようです。しばらくすると、甘い蜜を吸っていたはずの役人が大人しくなり、理由を聞くと「長官は千里眼を持つ。何でもお見通しだ」と恐れたそうです。そこから、目に見えない土地の出来事や未来、人の心のなかさえも見抜く能力を「千里眼」として用いられました。
故事を簡単に説明!
「千里眼」の由来を簡単に説明すると、こんな感じだよ。
昔々、中国に「揚逸」というすごく賢い人がいて、彼はたくさんの情報を集めるために、たくさんの人とつながっていたんだ。彼の部下たちが何をしているか、彼はいつも知っていたよ。
それを見た人々は、「揚逸は遠くのことまで見ることができる目を持っているんだ」と思って、彼を尊敬したり、ちょっと怖がったりしたんだよ。だから、「千里眼」は「遠くのことを見ることができる力」の意味になったんだよ。
千里眼(せんりがん)の使い方
(はぁー、あんなにお母さんやともこちゃんに言われているのにテスト勉強するのが苦痛で仕方ないよー。)
……健太くん。いま勉強したくないって思ってるでしょ?
えー!!どうして僕の考えてることが分かるの?ともこちゃん千里眼を身につけたの?
フフフ…。健太くんも千里眼があれば、テストで満点取れちゃうのにね。(あなたが単純で思ったことがすぐ顔に出るだけよ…。)
千里眼(せんりがん)の例文
- 今度の彼女は、千里眼の持ち主で僕は悪いことが出来ない。
- 母は僕の企みをすべて言い当てるので千里眼に違いない。
- 彼女は千里眼との噂だが、彼の前での自分のはにかんだ表情には気付いてないようだ。
- 千里眼は人間の一つの本能だと言われるようだが、私には備わってないようで悔しい。
- いま読んでいる本は、千里眼を持つ主人公の物語なのだが、すべてが分かり過ぎていて少しつまらない。