著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

吐故納新【とこのうしん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語・対義語)

【四字熟語】
吐故納新

「故きを吐きて新しきを納る」とも読む。

【読み方】
とこのうしん

【意味】
古いものを排除し、新しいものを取り入れること。

【語源・由来】
「吐故」は古いものを吐き出すこと。「納新」は新しいものを入れるという意味。

【典拠・出典】
荘子』「刻意」

【類義語】
・徐旧更新(じょきゅうこうしん)
・新旧交替(しんきゅうこうたい)
新陳代謝(しんちんたいしゃ)

【対義語】
因循守旧(いんじゅんしゅきゅう)
旧套墨守(きゅうとうぼくしゅ)

吐故納新(とこのうしん)の使い方

健太
父さんの会社で、吐故納新しないと会社が駄目になると社長が危機感を持ったらしく、大規模なリストラが行われそうなんだ。
ともこ
健太くんのお父さんが危ないわね。
健太
そうなんだよ。真っ先に対象リストに入れられそうなんだよ。
ともこ
存在を忘れられて、リストから外れるといいわね。

吐故納新(とこのうしん)の例文

  1. いつまでも老舗の暖簾にすがっていてはいけない、吐故納新をはからねば。
  2. 吐故納新するために、百貨店内の店舗を総入れ替えしました。
  3. これからは吐故納新の精神で、社内に新しい空気を取り入れたい。
  4. テレビ業界は、吐故納新、どんどん新しい人たちが出ては消えていきます。
  5. 吐故納新をはかっていかないとこの激動の時代で生き残ることはできません。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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