著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

九十九折【つづらおり】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
九十九折

「つづら」は「葛」とも書く。

【読み方】
つづらおり

【意味】
くねくねと何度も折れ曲がっている。また、そのような坂道・山道をいう。

【語源・由来】
「つづら」は野生のつる草つづらふじのことで、「つづら折」はそのつるのように折れ曲がっていること。「つづら」に「九十九」を当てるのは折れ曲がる数が多いことによる。

【典拠・出典】

【類義語】
斗折蛇行(とせつだこう)
羊腸小径(ようちょうしょうけい)

九十九折(つづらおり)の使い方

ともこ
健太くん。顔が真っ青よ。大丈夫なの?
健太
うえっ。吐きそうだよ。ここまでの道のりが九十九折の山道だったから、バスの中で吐くのを我慢するのに必死だったよ。
ともこ
よく我慢したわね。
健太
バスの中で吐いたら非難轟々だからね。

九十九折(つづらおり)の例文

  1. その山道は九十九折の険しい道なので、自動車がよく事故を起こしています。
  2. 九十九折の道を健太くんは苦もなく自転車で疾走しました。
  3. あそこが有名な九十九折の難所で、アスリート泣かせの坂といわれています。
  4. まっすぐだった針金が九十九折になっているんだけれども、健太くんのいたずらに違いない。
  5. 九十九折の曲路を猛スピードで下るのはジェットコースターに乗っているようでした。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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