【四字熟語】
残膏賸馥
【読み方】
ざんこうしょうふく
「ざんこうようふく」とも読む。
日本漢字能力検定
1級
【意味】
すぐれた人物や詩文の形容。人がいたあとに残る香気の意味。
【語源・由来】
「膏」はあぶる。「賸」は余に同じ。「馥」は香り。
【典拠・出典】
『新唐書』文芸・杜甫・賛
【類義語】
・遺風余香(いふうよこう)
・遺風残香(いふうざんこう)
残膏賸馥(ざんこうしょうふく)の使い方
ともこちゃん。詩のコンクールで最優秀賞をとったんだって?
そうなの。先生から聞いた時、びっくりしたわ。
ともこちゃんから見せてもらったとき、あの詩は残膏賸馥だと思ったよ。
本当に?うれしいわ。
残膏賸馥(ざんこうしょうふく)の例文
- ともこちゃんは伝統あるわが校の生徒会長にふさわしい、残膏賸馥な女性です。
- 彼の作る詩は残膏賸馥で、国境や言葉の垣根をこえて、多くの人に感動を与えています。
- 長男に跡を継がせたかったけれども、次男は残膏賸馥、とても優秀だから次男に継がせようと思う。
- こんな残膏賸馥な詩に曲を付けるなんて、とても恐れ多くてできません。
- その詩集の中の詩はどれも残膏賸馥だったので、いつも持ち歩いています。