著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

座薪懸胆【ざしんけんたん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
座薪懸胆

【読み方】
ざしんけんたん

「薪に座して肝を懸く」とも読む。

【意味】
将来の成功や活躍のために、苦労をいとわず、つらい生活をじっと耐え忍ぶ意。つらい生活を耐えることで、敵愾心や闘志をかきたてること。

【語源・由来】
痛さをこらえて薪の上に座り、苦い肝を寝床に掲げておいて、それをなめながら復讐を誓うという生活から。
「薪に坐し、胆を懸く」と読み下す。

【典拠・出典】

【類義語】
臥薪嘗胆(がしんしょうたん)
漆身呑炭(しっしんどんたん)
呑炭漆身(どんたんしっしん)

座薪懸胆(ざしんけんたん)の使い方

ともこ
健太くん。東京でのオリンピックが決まったわね。
健太
うん。これは夢をかなえるチャンスだ。東京オリンピックの空手道で金メダルをとりたいんだ。
ともこ
一層の努力が必要ね。
健太
うん。座薪懸胆するよ。

座薪懸胆(ざしんけんたん)の例文

  1. 座薪懸胆してきた僕は、生まれた時から社長の椅子を用意されていた君に負ける気がしない。
  2. 宇宙という目標に向かって座薪懸胆してきたので、宇宙飛行士になることができました。
  3. 座薪懸胆し東京大学に合格しました。
  4. 優勝のために座薪懸胆の思いで努力し続けてきました。
  5. 座薪懸胆している健太くんがどうか報われますように。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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