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自由奔放【じゆうほんぽう】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

自由奔放

自由奔放の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
自由奔放

【読み方】
じゆうほんぽう

【意味】
他のことを気にかけず、自分の思うままに振る舞うさまのこと。

四字熟語の博士
「自由奔放」は、世の中のルールや常識に縛られず、自分がやりたいように行動することを表しているんだ。
ただし、他人の迷惑を考えずに、好き勝手に行動することも含まれているんだよ。
助手ねこ
ああ、わかったわかった。それは「自分の思うままにやりたいことをやる」ってことやんな。
でも、それがたまには他の人に迷惑をかけてしまうこともあるってわけやな。
これは、「自由に行動するけど、他人への思いやりも忘れずに」って教えてくれる言葉やな。

【語源・由来】
「奔放(ほんぽう)」とは、勢いのあるさま。このことから転じて、周りにとらわれることなく思うままに振る舞うさまのことをいう。

【典拠・出典】

【類義語】
・奔放自由(ほんぽうじゆう)
奔放自在(ほんぽうじざい)
奔放不羈(ほんぽうふき)
自在不羈(じさいふき)
不羈自由(ふきじゆう)
・奔放自由(ぽんぽじゆう)
天馬行空(てんばこうくう)

【英語訳】
freewheeling/happy-go-lucky/devil-may-care/carefree/harum-scarum

自由奔放(じゆうほんぽう)の解説

カンタン!解説
解説

「自由奔放」っていうのは、自分の好きなように行動することを表すんだよ。他人の意見やルールにとらわれず、自分の思うがままに行動するさまのことさ。ちょっとふつうと違って、周りが何を言おうとも、自分の思う通りにやる人を表すんだ。

「奔放」っていうのは、元気いっぱい、勢いのあることを表すんだ。それが転じて、自由自在に、周りに左右されずに、自分の思うがままに行動することを指すんだ。

例えば、「自由奔放な振る舞い」と言うときは、その人が周りの人の意見に流されずに、自分の思う通りに行動する様子を表しているんだよ。

自由奔放(じゆうほんぽう)の使い方

ともこ
健太くんはいつも楽しそうに過ごしているわよね。
健太
毎日が新しい発見で、とても楽しいよ。大人になったら、思うままに世界中を旅行してみたいな。
ともこ
自由奔放に生きられたら、楽しい毎日が過ごせるかもしれないわね。
健太
ぼくはそうやって生きていきたいと思っているよ。

自由奔放(じゆうほんぽう)の例文

例文
  1. 彼女の魅力は、自由奔放なところだとみんなが口をそろえて言う。
  2. 彼の自由奔放さに、みんなが振り回されている。しかし、彼のことを憎めないのは、不思議な魅力を持っているからなのかもしれない。
  3. いつまでも自由奔放に暮らしていては困ります。もう一家の主なんですから、自覚を持ってください。
  4. 自由奔放な暮らしができなくなるくらいなら、一生一人でいてもいいと思うくらいだ。
  5. 幼い頃から妹は自由奔放で、彼女の行動に何度振り回されたかわからない。

自由奔放の文学作品などの用例

  1. ここに来て自由奔放に色彩を駆使し、かつてない華やかな色彩の世界に自分を遊ばせるようになったのではなかろうか。<宮尾登美子・序の舞>
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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