【四字熟語】
走尸行肉
【読み方】
そうしこうにく
【意味】
生きていてもなにも役立たない者をけなしていう言葉。
【語源・由来】
「尸」は、屍。死体。「走尸」は、走るだけの屍という意。「肉」は、生きている体。「行肉」は、歩くだけの肉の塊という意。
【典拠・出典】
安井息軒「三計塾記」
【典拠・出典】
・酔生夢死(すいせいむし)
・飽食終日(ほうしょくしゅうじつ)
・無為徒食(むいとしょく)
・遊生夢死(ゆうせいむし)
走尸行肉(そうしこうにく)の使い方
健太くん。ゲームばかりしていてお手伝いをしないでごろごろしている人は、走尸行肉、そんな人はご飯を食べる資格はありません。
ええっ。そんなこと言わないでよ。おなかがすいたよ。
働かざるもの食うべからずよ。
今すぐ反省して手伝うよー。
走尸行肉(そうしこうにく)の例文
- 一応跡取りの息子はいるけれども、あいつは走尸行肉、ドラ息子だからてんで役に立たないよ。
- 働かないで実家のお世話になっているようでは、走尸行肉と陰口をたたかれてもしょうがないじゃないか。
- 走尸行肉だと言われないように、手に職を付けた方がいいと思いますよ。
- 健太くんは走尸行肉なのに、社長の息子だというだけで、入社してすぐに私たちの上司になるなんて納得できません。
- 数年間部屋に引きこもっている健太くんは、近所の人たちから走尸行肉と揶揄されています。