【四字熟語】
蝸牛角上
【読み方】
かぎゅうかくじょう
【意味】
どうでもいいような、つまらないことで争うことのたとえ。
【語源・由来】
「蝸角」は、カタツムリの角の意から転じて、きわめて狭いこと、また、小さいことのたとえ。カタツムリの左の角の上にある氏の国と右の角の上にある蛮氏の国が互いに領地を争い合ったという説話から。「コップの中の争い」と同意。「蝸牛角上の争い」の略。
【典拠・出典】
『荘子』「則陽」
【類義語】
・蝸角之争(かかくのあらそい)
・蛮触之争(ばんしょくのあらそい)
蝸牛角上(かぎゅうかくじょう)の使い方
健太くん。何のけんかをしているの?
どっちが頭が良いかということでけんかしているんだ。
テストで5点ばかり取っている健太くんと10点ばかり取っている彼が喧嘩をしても蝸牛角上よ。もっと上を目指しましょうよ。
いつも満点のともこちゃんに言われると言い返せないね。
蝸牛角上(かぎゅうかくじょう)の例文
- 頭のいい人から見れば、我々の争いは、蝸牛角上なんでしょうね。
- 感情に任せては、蝸牛角上になりかねないので、常に冷静であるべきです。
- そんな蝸牛角上は、裁判所ではなく家庭で解決してください。
- どちらのケーキが大きいかで蝸牛角上の争いをしている。
- 健太くんとおにいさんは、毎日、蝸牛角上を繰り広げています。