【四字熟語】
鳩居鵲巣
【読み方】
きゅうきょじゃくそう
【意味】
努力しないで、要領よく他人の成功や地位を横取りするたとえ。また、人の家に仮住まいするたとえ。
【語源・由来】
巣作りが得意な鵲の巣に鳩が住み着くという意味から。
【典拠・出典】
『詩経』「召南・鵲巣」
【類義語】
・鵲巣鳩居(じゃくそうきゅうきょ)
・鵲巣鳩占(じゃくそうきゅうせん)
鳩居鵲巣(きゅうきょじゃくそう)の使い方
僕の兄さんが長い時間をかけて論文を書き上げたんだ。
へえ。それは良かったわね。ここまで来るのにさぞ大変だったでしょうね。
うん。それなのに、教授が鳩居鵲巣、その研究を横取りして自分の成果にしてしまったんだよ。
ドラマの中だけの話だと思っていたわ。本当にあるのね。
鳩居鵲巣(きゅうきょじゃくそう)の例文
- 鳩居鵲巣、兄さんのお嫁さんが一緒に暮らすようになりましたが、我が物顔で家の中を闊歩しています。
- 鳩居鵲巣、急に実家に帰ってきた兄さんが、僕から社長の座を奪いました。
- 洪水で家が浸水してしまったので、近所の人が、無傷だった我が家に鳩居鵲巣しています。
- 鳩居鵲巣、姉はいつも私の成功を自分の手柄にして父に報告する。
- 家を建て替えることにしたので、祖父の家にしばらく鳩居鵲巣させてもらっています。