有名無実の意味(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳)
【四字熟語】
有名無実
【読み方】
ゆうめいむじつ
【意味】
名前や肩書きだけが立派で、それに見合う実質や内容が伴っていないこと。

「有名無実」は、名前や肩書きはあるのに、それにふさわしい内容や働きが伴っていないことだよ。ここでの「有名」は、世間に広く知られているという意味ではないんだ。

ニャルほど! 名前は「活動委員会」なのに、何も活動していなかったら有名無実なんだニャ。オラ、名前と実際の中身が合っていない様子を思い浮かべたニャン!
【語源・由来】
「名」は名称や名目・肩書き、「実」は実質や実際の内容のこと。「名」はあるが「実」がないことから、名前に見合う実体がない様子を表す。
【典拠・出典】
『国語』「晋語八」。晋の韓宣子が、卿という地位の名はあるのに、それに見合う財力がないことを嘆いた言葉に由来する。
【類義語】
・兎葵燕麦(ときえんばく)
・菟糸燕麦(としえんばく)
・名存実亡(めいそんじつぼう)
・有名亡実(ゆうめいぼうじつ)
・羊質虎皮(ようしつこひ)
【対義語】
・名実一体(めいじついったい)
名実一体とは有名無実の対義にあたり、名前と実力、本質が伴っているという意味の四字熟語。
【英語訳】
nominal
in name only
英語例文
彼が王様というのは有名無実である。
He is a king only in name.
彼は名ばかりの責任者で、実際には決定権がない。
He is the manager in name only and has no real decision-making authority.
彼が王様というのは有名無実である。
He is a king only in name.
彼は名ばかりの責任者で、実際には決定権がない。
He is the manager in name only and has no real decision-making authority.
有名無実(ゆうめいむじつ)の解説
カンタン!解説

「有名無実」は、名前や肩書きは存在しているのに、それにふさわしい実質が伴っていないことだよ。「有名」はここでは「よく知られている」という意味ではないんだ。
例えば「有名無実の規則」は、決まりとしては存在するのに、実際には守られず、規則としての働きを果たしていないことをいうんだ。
この言葉に関係する表現は、中国の歴史書『国語』の「晋語八」にあるよ。地位の名前はあるのに、それに見合う実質がないことを嘆く場面なんだ。
「有名無実の組織」「有名無実の制度」のように、名目はあっても実際には機能していないものについても使える言葉なんだ。
有名無実(ゆうめいむじつ)の使い方

学校に「読書推進委員会」っていう委員会があるよね。

あるわね。本を紹介したり、図書室を利用してもらう活動をしたりする委員会でしょう?

でも今年は委員を決めただけで、一度も活動していないんだって。

それでは有名無実ね。名前は立派なのに、委員会としての働きがないもの。
有名無実(ゆうめいむじつ)の例文
- 他大学の授業で取得した単位を認める制度はあったが、申請を受け付けておらず、有名無実になっていた。
- 彼は責任者という肩書きを持っていたが、決定権がなく、その役職は有名無実だった。
- 年に数回開くことになっている防災会議は、何年も開催されず、有名無実になっていた。
- そのサークルは名前だけ残っていたが、部員も活動もなく、有名無実の状態だった。
- 地域の相談窓口は看板を掲げていたものの、相談を受け付ける担当者がおらず、有名無実になっていた。
有名無実の文学作品などの用例
- この野心家は将軍位の有名無実を嘆き、天下の政務を専横する信長を怨んだ。<堺屋太一・豊臣秀長>


















