著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

牛刀割鶏【ぎゅうとうかっけい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
牛刀割鶏

【読み方】
ぎゅうとうかっけい

【意味】
取るに足りない小さなことを処理するのに、大げさな方法を用いるたとえ。小さな物事を裁くのに、大人物や大げさな方法・手段などは必要ないということ。「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」を略した言葉。

【語源・由来】
牛をさばくための牛刀を使って鶏をさばくという意味から。

【典拠・出典】
論語』「陽貨」

【類義語】
割鶏牛刀(かっけいぎゅうとう)

牛刀割鶏(ぎゅうとうかっけい)の使い方

ともこ
健太くん。あんなに近いコンビニまで行くのにタクシーに乗っていく気なの?
健太
うん。歩くのは面倒でしょう?
ともこ
牛刀割鶏よ。このくらいの距離を面倒くさがっていたら、いつか太るわよ。しかもタクシーを呼ぶ方が面倒じゃないの。
健太
太るのは嫌だなあ。

牛刀割鶏(ぎゅうとうかっけい)の例文

  1. この程度の計算に計算機を使うのは牛刀割鶏です。
  2. こんな雑事で優秀なともこちゃんの手を煩わせることはない、牛刀割鶏です。
  3. 花壇を掘り起こすのにショベルカーを使うなんて牛刀割鶏、スコップでいいよ。
  4. うちは家族が少ないから食器洗浄機なんて牛刀割鶏、手洗いで十分です。
  5. これくらいの揉め事に先生を呼んでくるなんて牛刀割鶏、僕たちだけで解決できるでしょう。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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