【四字熟語】
牛刀割鶏
【読み方】
ぎゅうとうかっけい
【意味】
取るに足りない小さなことを処理するのに、大げさな方法を用いるたとえ。小さな物事を裁くのに、大人物や大げさな方法・手段などは必要ないということ。「鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん」を略した言葉。
【語源・由来】
牛をさばくための牛刀を使って鶏をさばくという意味から。
【典拠・出典】
『論語』「陽貨」
【類義語】
・割鶏牛刀(かっけいぎゅうとう)
牛刀割鶏(ぎゅうとうかっけい)の使い方
健太くん。あんなに近いコンビニまで行くのにタクシーに乗っていく気なの?
うん。歩くのは面倒でしょう?
牛刀割鶏よ。このくらいの距離を面倒くさがっていたら、いつか太るわよ。しかもタクシーを呼ぶ方が面倒じゃないの。
太るのは嫌だなあ。
牛刀割鶏(ぎゅうとうかっけい)の例文
- この程度の計算に計算機を使うのは牛刀割鶏です。
- こんな雑事で優秀なともこちゃんの手を煩わせることはない、牛刀割鶏です。
- 花壇を掘り起こすのにショベルカーを使うなんて牛刀割鶏、スコップでいいよ。
- うちは家族が少ないから食器洗浄機なんて牛刀割鶏、手洗いで十分です。
- これくらいの揉め事に先生を呼んでくるなんて牛刀割鶏、僕たちだけで解決できるでしょう。