【四字熟語】
虚堂懸鏡
【読み方】
きょどうけんきょう
【意味】
心をむなしくし、公平無私にものを見るたとえ。また、その心。人のいない部屋に鏡をかける意から。
【語源・由来】
「虚堂」は人のいない部屋、何もない部屋。「懸鏡」は鏡をかけること。また、かけられた鏡。
【典拠・出典】
『宋史』「陳良翰伝」
【類義語】
・虚心坦懐(きょしんたんかい)
・虚心平意(きょしんへいい)
・公平無私(こうへいむし)
虚堂懸鏡(きょどうけんきょう)の使い方
ともこちゃん。僕を信じて。
信じたいけれども、健太くんと彼のどちらが悪いのか、虚堂懸鏡の心で判断するわ。
僕が来た時には、もう彼が部屋の中にいて、花瓶は割れていたんだよ。だから僕は犯人じゃないんだ!
健太くんの言い分は、よーく分かったわ。彼の言い分も聞かないといけないから、静かに待っていてちょうだい!
虚堂懸鏡(きょどうけんきょう)の例文
- 大岡越前守は、虚堂懸鏡な裁定をすることで有名でした。
- 私心を挟まず、虚堂懸鏡のごとき心で判断しなくてはいけません。
- 虚堂懸鏡のような心で判断できれば、真実を見誤ることはありません。
- 虚堂懸鏡な判断をするために、同情は捨てなくてはいけません。
- ひいきすることなく、虚堂懸鏡のような心で生徒全員を見てくれるいい先生でした。