著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

軽諾寡信【けいだくかしん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・対義語)

【四字熟語】
軽諾寡信

【読み方】
けいだくかしん

【意味】
軽々しく物事を引き受ける者は約束を守らないことが多く、信用できないということ。

【語源・由来】
「軽諾」は気軽に引き受けること。安請け合い。「寡信」は信用が少ない意で、信用できないこと。「軽諾は必ず信寡すくなし」の略。

【典拠・出典】
老子』「六三章」

【対義語】
一諾千金(いちだくせんきん)

軽諾寡信(けいだくかしん)の使い方

ともこ
健太くん。日曜日は陸上部の助っ人をする約束だったじゃないの。サッカー部とも約束をしたんですって?
健太
あっ。しまった。適当にいいよってうなずいていたら、ダブルブッキングになってしまった。
ともこ
安請け合いをしていると軽諾寡信だと思われるわよ。
健太
出場する時間がずれているから、なんとか両方の助っ人をこなすよ。

軽諾寡信(けいだくかしん)の例文

  1. 軽諾寡信、彼は、仕事を引き受けすぎて締め切りを守れませんでした。
  2. 健太くんに頼めば、軽く引き受けてくれるけれども、軽諾寡信、本当にやってくれるかどうかは信用できないよ。
  3. 軽諾寡信、健太くんは、安請け合いをして、最終的に無理と投げ出す可能性があります。
  4. 健太くんは、人がいいから仕事を断ることができず、すべて引き受けていますが、軽諾寡信にならないと良いんですけど。
  5. 健太くんは、内容を深く聞かないで仕事を引き受けるからできないことが多々あり、まさに軽諾寡信です。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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