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喪家之狗【そうかのいぬ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
喪家之狗

【読み方】
そうかのいぬ

「そうかのく」とも読む。

【意味】
元気がなく、やつれている人。

「喪家」は、喪中の家のこと。「狗」は、犬のこと。

【語源・由来】
喪中の家では悲しみのあまり飼犬に餌をやることも忘れてしまい、犬が痩せ細ってしまうという意から。

【典拠・出典】
史記』「孔子世家」

喪家之狗(そうかのいぬ)の使い方

ともこ
どうしたの?健太くん。喪家之狗じゃないの。
健太
うーん。好きだった子に振られてしまって、食事がのどを通らないんだ。
ともこ
ちゃんとご飯を食べないと、せっかくのイケメンが台無しよ。
健太
えっ。イケメン?僕の事?いやー、まいったなあ。それはしょがないなあ。ちゃんとご飯を食べようっと。

喪家之狗(そうかのいぬ)の例文

  1. ともこちゃんが転校してから、健太くんはずっと喪家之狗のようにしょんぼりしています。
  2. 彼は、奥さんをなくしてから、喪家之狗のようです。
  3. 彼は、投資に失敗して、心労で喪家之狗のようにやつれました。
  4. 健太くんは、受験に失敗してから、家に閉じこもりっぱなしで、喪家之狗のようになっているそうです。
  5. 喪家之狗のようにやつれていた彼が、ともこちゃんの一言で生気を取り戻しました。
ABOUT US
北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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