【四字熟語】
兔死狗烹
【読み方】
としくほう
【意味】
戦時に活躍した武将は、ひとたび太平の世となると、用なしとして殺されてしまうことをたとえた言葉。また、後に広く、利用価値があるときだけ用いられ、無用になると捨てられてしまうことのたとえ。
【語源・由来】
うさぎが死んでしまえば、それを捕らえるのに用いられた猟犬は不必要となって、煮て食べられてしまう意。
【典拠・出典】
「韓非子」
【類義語】
・狡兔走狗(こうとそうく)
・狡兔良狗(こうとりょうく)
・鳥尽弓蔵(ちょうじんきゅうぞう)
・得魚忘筌(とくぎょぼうせん)
・得兔忘蹄(とくとぼうてい)
兔死狗烹(としくほう)の使い方
忍者ってなんで今はいないのかな?徳川の時代が平和だったから、恐れられて、兔死狗烹、全滅させられたのかな?
実際の忍者はスパイに近い感じで、ハ
ットリ君のような忍術は使わなかったらしいわよ。だから民間人になったんだと思うわ。
そうなの?魔法使いみたいなものかと思っていたよ。僕も修行すればなれると思っていたのに。
もし、ハットリ君が存在したとしても、三日坊主の健太くんには無理よ。
兎死狗烹(としくほう)の例文
- 部長が社長になるために死力を尽くしたのに、兔死狗烹、会社から追い出すなんてあんまりだ。
- 兔死狗烹、尽くすだけ尽くさせておいて、大願成就したらもういらないなんてひどい話です。
- 兔死狗烹、彼の成功のために頑張ってきた僕は何だったんでしょう。
- 兔死狗烹、あれだけ重宝していた彼を切るなんて、社長は残酷だなあ。
- 兔死狗烹、社員は使い捨てのコマではない!