【四字熟語】
守株待兎
【読み方】
しゅしゅたいと
【意味】
いたずらに古い習慣やしきたりにとらわれて、融通がきかないたとえ。また、偶然の幸運をあてにする愚かさのたとえ。木の切り株を見守って兎を待つ意から。
【語源・由来】
中国春秋時代、宋の農夫が、ある日、兎が切り株にぶつかって死んだのを見て、また、同じような事が起こるものと思って、仕事もせず、毎日切り株を見守ってばかりいたので、畑は荒れ果て国中の笑い者になった故事から。
【典拠・出典】
『韓非子』「五蠹」
【類義語】
・旧套墨守(きゅうとうぼくしゅ)
・刻舟求剣(こくしゅうきゅうけん)
守株待兎(しゅしゅたいと)の使い方
ともこちゃん。宝くじで100万円当たったんだ。僕はきっともう働かないで宝くじの当選金だけで生きていけるんだ。
それは、守株待兎というものよ。そのお金で次の宝くじを買ってもきっと当たらないわ。それにすぐに使い切ってしまうわ。
やってみないとわからないじゃないか。
やってみなくてもわかるわよ。仕事はやめないほうが良いわよ。
守株待兎(しゅしゅたいと)の例文
- 守株待兎では、変化の速いこの時代を生き残ることはできない。
- 彼は思いこみが激しく、守株待兎で視野が狭い。
- 白馬の王子様が迎えに来てくれるのを何もしないで待つなんて、守株待兎、愚かです。
- 彼は、守株待兎で頑固です。
- 守株待兎は山田耕作の待ちぼうけのモデルです。