【四字熟語】
釜底游魚
「釜底遊魚」とも書く。
【読み方】
ふていのゆうぎょ
【意味】
死が目前に迫っていることのたとえ。
【語源・由来】
釜の中で煮られる直前の魚ということから。
【典拠・出典】
『後漢書』「張綱伝」
【類義語】
・小水之魚(しょうすいのうお)
・俎上之肉(そじょうのにく)
・轍鮒之急(てっぷのきゅう)
・風前之灯(ふうぜんのともしび)
・釜中之魚(ふちゅうのうお)
釜底游魚(ふていのゆうぎょ)の使い方
今年の夏は暑かったね。
つらかったわね。日本の夏は、どんどん暑くなるかもしれないって言われていたわよね。
これ以上暑くなったら砂漠になるよ。
きっと空から見ている神様は、人間が釜底游魚のように見えているんでしょうね。いますぐ悔い改めて温暖化を止めないと、人類存亡の危機だわ。
釜底游魚(ふていのゆうぎょ)の例文
- 地震大国日本に住んでいるのだから、国民は釜底游魚だと自覚して対策をしなくてはいけません。
- 大きな揺れのあとは津波に注意!釜底游魚のようなものだから早く逃げるんだ!
- 隕石が衝突することがわかったので、予想落下地点の村人たちは釜底游魚、避難命令を出さないといけない。
- トラックが僕の方に突っ込んできて、釜底游魚となった時、走馬灯のように数々の思い出がよみがえりました。
- 崖から落ちて釜底游魚になった時、初めて心の底から生きたいと思いました。