著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

枯木竜吟【こぼくりょうぎん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
枯木竜吟

【読み方】
こぼくりょうぎん

「こぼくりゅうぎん」とも読む。

【意味】
苦境を脱して生を得るたとえ。また、生命力を回復するたとえ。

【語源・由来】
春になると枯れたと思っていた木も生き返り、その勢いは竜が声を発するようであるという意味から。

【典拠・出典】
碧巌録

【類義語】
枯樹生華(こじゅせいか)
枯木逢春(こぼくほうしゅん)

枯木竜吟(こぼくりょうぎん)の使い方

健太
おじいちゃんが事故で寝たきりになっていて、もう回復は見込めないって言われていたんだ。
ともこ
それは大変なことね。
健太
でもおじいちゃんは、リハビリをがんばって、今では支えがあれば歩くことができるようになったんだ。
ともこ
無事に枯木竜吟してよかったわね。

枯木竜吟(こぼくりょうぎん)の例文

  1. 話題のドラマは、中小企業の社長が、どんな苦境に陥っても枯木竜吟する痛快な話なんです。
  2. 食中毒を出し、客足が遠のき経営が危なくなりましたが、反省と誠意が通じ枯木竜吟しました。
  3. 医者もお手上げだったのに、奇跡的に枯木竜吟しました。
  4. 百貨店はもうオワコンだと言われていましたが、新しい戦略が功を奏し、枯木竜吟しました。
  5. CDが売れず解散の危機に瀕していましたが、ヒット曲が出て枯木竜吟しました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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