【四字熟語】
左戚右賢
【読み方】
させきゆうけん
日本漢字能力検定
2級
【意味】
親戚の者を低い地位(左)におき、賢者を高い地位(右)におくこと。
【語源・由来】
漢代は右を尊ぶのに対して、左をいやしいものとした。「戚」は親戚、一族、みうち。
【典拠・出典】
『漢書』文帝
【類義語】
・右賢左戚(ゆうけんさせき)
左戚右賢(させきゆうけん)の使い方
兄さんが父さんの会社に入社すれば、出世コースにのって重役になれると思っていたのに、左戚右賢だったからがっかりしているんだ。
会社のことを考えたら、親族経営より優秀な人を重役にしたほうが良いわよね。
社員のことを考えるとそうなんだけど、兄さんが不憫でね。
甘い考えを捨てて、努力すればいつか出世の道は開けるわよ。
左戚右賢(させきゆうけん)の例文
- 左戚右賢というけれども、昔の日本では、左大臣の方が右大臣より位が上だったんですよね。
- 飲み会での席で、社長の右側に座る人が、左戚右賢というように次期社長候補とわが社ではささやかれています。
- 左戚右賢と昔から言われていますが、現代のサミットでも右側が上位とされています。
- お雛様を飾る時、京都風に左上位に飾るか、左戚右賢の流れをくむ関東流の右上位で飾るかで迷います。
- 日本では、左戚右賢という考えと左上右下という考えが混在しています。