【四字熟語】
紙上談兵
【読み方】
しじょうだんぺい
「紙上に兵を談ず」とも読む。
【意味】
理屈ばかりの議論で、実行が不可能であったり、実際の役に立たなかったりすること。紙の上で兵略を議論する意から。
【語源・由来】
「談兵」は戦術を論ずること。紙の上で戦術の論議するという意味。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・按図索驥(あんずさくき)
・按図索駿(あんずさくしゅん)
・机上之論(きじょうのろん)
・空理空論(くうりくうろん)
・紙上空論(しじょうのくうろん)
紙上談兵(しじょうだんぺい)の使い方
ああ。また0点をとってしまった。母さんになんて言おうかな。
お母さん対策を考えている間に、次からは0点を取らないよう対策を考えればいいじゃないの。
そうだね。朝早く起きて勉強して、夜は寝ないで勉強すれば成績が上がるかな。
まず健太くんは早起きできないだろうし、夜遅くまで起きていたら、結局授業中に居眠りしそうだから、紙上談兵ね。塾に通ったほうがいいんじゃないかしら。
紙上談兵(しじょうだんぺい)の例文
- 今日の敗北は監督である私の責任、作戦が紙上談兵でした。
- 健太くんのアイディアは理想ばかり高くて、紙上談兵です。
- 理論的には理解できたけれども、予算がないことには、紙上談兵で終わるだろうな。
- 小学校で都大会優勝、中学校で全国大会優勝、高校でオリンピック金メダルという人生計画は、紙上談兵でした。
- 会議室で話し合っても紙上談兵でしかない、実践あるのみ。