【四字熟語】
断薺画粥
【読み方】
だんせいかくしゅく
【意味】
貧乏に耐えて勉学に励むこと。
【語源・由来】
「薺」はなずな(ぺんぺん草)のことで、「断薺」はなずなをきざむこと。「画」はたてよこに線を引いて四つに区切るという意味で、「画粥」は固くなった粥を四つに切ること。中国北宋の范中淹は若いころ貧乏で、なずなをきざんでおかずとし、冷めて固くなった粥を四つに切って、朝晩二つずつ食べるという生活をしながら、勉学に励んだという故事から。
【典拠・出典】
『書言故事』「苦学類」
【類義語】
・蛍雪之功(けいせつのこう)
・蛍窓雪案(けいそうせつあん)
・車胤聚蛍(しゃいんしゅうけい)
・苦学力行(くがくりっこう)
断薺画粥(だんせいかくしゅく)の使い方
健太くんのおじいちゃんはすごいわよね。地域の優良企業の社長として紹介されていたのを見たわよ。
おじいちゃんは断薺画粥の日々を経験しているから、我慢強いし勉強熱心だし、とにかくすごいんだよ。
孫の健太くんは誰に似たんでしょうね。
おじいちゃんの爪の垢を煎じて飲んでみようかな。
断薺画粥(だんせいかくしゅく)の例文
- あの断薺画粥の日々のおかげで、今の成功があります。
- 断薺画粥の毎日の末につかんだ栄光は、とても素晴らしいものでした。
- 一人でも多くの人を救える医師になるために、断薺画粥の日々に耐え抜きました。
- 貧しさに負けずに断薺画粥の日々を送り、現在の地位と名誉を手に入れました。
- 断薺画粥の日々を懐かしく思えるくらいには成功しました。