【四字熟語】
鉄中錚錚
【読み方】
てっちゅうのそうそう
【意味】
凡人の中では少しすぐれているもののたとえ。金や銀に比べて価値の劣る鉄でも少し響きの美しいものという意味。
【語源・由来】
「錚錚」は金属の音の形容。
【典拠・出典】
『後漢書』「劉盆子伝」
【類義語】
・庸中佼佼(ようちゅうのこうこう)
鉄中錚錚(てっちゅうのそうそう)の使い方
ともこちゃーん。先生によくできましたってほめられたんだよ。
鉄中錚錚ってことでしょう?あんまり調子に乗らないほうがいいわよ。
ひどいなあ。せっかくやる気になったっていうのに。
ごめん、ごめん。冗談よ。これからも頑張るべきだと思うわ。
鉄中錚錚(てっちゅうのそうそう)の例文
- 健太くんの演奏はうまいけれども鉄中錚錚、プロにはなれないでしょう。
- 君の絵は鉄中錚錚、人よりうまいけれども個性がないんだよ。
- 料理が趣味だけれども、鉄中錚錚、お店を開くほどの腕前ではありません。
- 鉄中錚錚なのに、健太くんは調子に乗ってしまっています。
- ともこちゃんはかわいいけれども鉄中錚錚、モデルと並ぶとやはり見劣りします。