著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

万里鵬翼【ばんりほうよく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
万里鵬翼

【読み方】
ばんりほうよく

【意味】
非常に遠く隔たった広い空やはるかな旅路などのたとえ。また、大きな気概や勢いのたとえ。

【語源・由来】
「鵬」は想像上の巨大な鳥。背の広さは幾千里あるかわからず、その翼は天空にたれこめる雲のように見え、何ものにもとらわれず九万里の高きに飛翔するという。

【典拠・出典】
荘子』「逍遥遊」

【類義語】
図南鵬翼(となん(の)ほうよく)
鵬程万里(ほうていばんり)

万里鵬翼(ばんりほうよく)の使い方

ともこ
健太くんは将来、有名な空手家になって空手の普及のために世界を飛び回りたいんでしょう?
健太
そうなんだ。万里鵬翼を抱いて海外に飛び立つんだ。
ともこ
じゃあ、英語のテストで0点をとっている場合じゃないわよね。
健太
そこが問題なんだよね。

万里鵬翼(ばんりほうよく)の例文

  1. 健太くんは、万里鵬翼を胸に社会人としての一歩を踏み出しました。
  2. 君たちの進む道は万里鵬翼、はてしなく遠く思えるだろうが、可能性も無限大だ。
  3. 万里鵬翼を抱いて海外の大学に進学することにしました。
  4. 万里鵬翼をもった、心に気概のある若者が減ったなあ。
  5. 夢をつかむまで万里鵬翼、でもあきらめずに一歩一歩進みたい。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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