【四字熟語】
被褐懐玉
「褐を被(こうむ)り玉を懐(いだ)く」とも読む。
【読み方】
ひかつかいぎょく
【意味】
すぐれた才能を包み隠しているたとえ。
【語源・由来】
うわべは粗末な服を着ていながら、実はふところに玉を隠し持っていること。すぐれた才能がありながら、それを表にあらわさないということ。「褐」は貧しい人が着る粗末な衣服。
【典拠・出典】
『老子』「七〇章」
【類義語】
・自己韜晦(じことうかい)
・韜光晦迹(とうこうかいせき)
・大智不知(だいちふち)
・大智如愚(だいちじょぐ)
・能鷹隠爪(のうよういんそう)
被褐懐玉(ひかつかいぎょく)の使い方
あそこで道に迷っている外国人の女性がいるね。
そうね。道を教えてくるわ。
・・・ともこちゃん、英語が堪能なんだね。被褐懐玉とはともこちゃんのことだね。
隠していたわけではないのよ。日本にいると使う機会が少ないからね。
被褐懐玉(ひかつかいぎょく)の例文
- ともこちゃんは謙虚なので、被褐懐玉、自分の才能をひけらかさず秘めたままにしています。
- 健太くんは被褐懐玉、いつもぼんやりしているけれども、実はすごい才能を持っています。
- 授業中居眠りしているともこちゃんが中間テストで一位だなんて、被褐懐玉って本当だね。
- 被褐懐玉、自慢しすぎるのはよくないことです。
- 日本人は、被褐懐玉が美徳だと考えます。