【四字熟語】
牝鶏之晨
【読み方】
ひんけいのしん
【意味】
妻女が権力を握って、勢力をふるうこと。
【語源・由来】
「牝鶏」はめんどり。「晨」はにわとりが夜明けの時を告げること。王后や王妃が勢力をふるうことで、中国では国家が乱れるもととされた。
【典拠・出典】
『書経』「牧誓」
【類義語】
・牝鶏司晨(ひんけいししん)
・牝鶏牡鳴(ひんけいぼめい)
・哲婦傾城(てっぷけいせい)
牝鶏之晨(ひんけいのしん)の使い方
牝鶏之晨は国家が滅びると考えられてきたんだよね。
女性の方が情に厚いからかしらね。冷静になれないと考えられたのかしら。
ともこちゃんはいつも冷静で、時に冷酷非情だよね。ともこちゃんみたいな女性なら、情に流されずに政治を執り行うことができるよね。
それは褒め言葉なのかしら?
牝鶏之晨(ひんけいのしん)の例文
- 牝鶏之晨、めんどりが時を告げれば国亡ぶ、といわれていた時代はもう遠く昔の事、今では古い考えです。
- 女性が社会進出し、牝鶏之晨だと晩婚化少子化が進み、国は滅ぶと予想する人がいます。
- 牝鶏之晨は国が亡びる、女性は口を挟むなと言われました。
- 女性は一歩下がって男性を立て、牝鶏之晨なんてとんでもない。
- 牝鶏之晨は国が滅びる予兆だとヒトラーが言ったとか言わないとか。