著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

布衣之極【ふいのきょく】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
布衣之極

【読み方】
ふいのきょく

【意味】
庶民として最高の出世のこと。

【語源・由来】
「布衣」は布で作った衣服のこと、転じて無位無官の人をいう。「極」は物事の最高、最上という意味。

【典拠・出典】
史記』「留候世家」

布衣之極(ふいのきょく)の使い方

健太
豊臣秀吉が関白になったのは、まさに布衣之極だよね。
ともこ
そうね。私達庶民の憧れよね。
健太
シンデレラは一応貴族の娘だったんだから、シンデレラよりすごいサクセスストーリーだよね。
ともこ
しかもシンデレラと違って、実話ってところがすごいわよね。

布衣之極(ふいのきょく)の例文

  1. 健太くんのお父さんは庶民から社長にまで成り上がったんだから、布衣之極だな。
  2. 織田信長の義父である斎藤道三は、油売りから一国一城の主になるという布衣之極を実現した人です。
  3. 貧しかった健太くんが、こんな高そうなスーツを着ているなんて布衣之極だね。
  4. ともこちゃんは、布衣之極を実現させるために、人知れず相当な努力をしてきました。
  5. 布衣之極を体現してみせるために、ピンチをチャンスと捉え、高みを目指して挑み続けてきました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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