【四字熟語】
英姿颯爽
【読み方】
えいしさっそう
【意味】
姿が堂々として、立派で、きびきびしているさま。
【語源・由来】
「英」はすぐれた、立派な。「颯爽」は姿などが勇ましく、きびきびしているさま。杜甫の詩の一節「英姿颯爽(えいしさっそう)として酣戦(かんせん)より来たる(姿が堂々としてきびきびして、たけなわの戦いより帰ってきた)」から。
【典拠・出典】
杜甫「丹青引」
【類義語】
・威風堂々(いふうどうどう)
・威風凛然(いふうりんぜん)
・英明闊達(えいめいかったつ)
・英邁闊達(えいまいかったつ)
【英語訳】
full-blown dignity
full-blownは「本格的な」という意味の熟語。dignityは「威厳」という意味の名詞。
英文例
彼は英姿颯爽として見えた。He looks like full-blown dignity.
英文例
彼は英姿颯爽として見えた。He looks like full-blown dignity.
英姿颯爽(えいしさっそう)の使い方
健太くん、野球部の優勝おめでとう!
えへへ、ありがとう、なんか照れるね
私、毎回応援に行ってたからすごくうれしいわ。優勝旗を持って行進している様なんか、英姿颯爽としていて立派だったわよ
そう言ってもらえると、優勝したって実感がわいてくるね。ともこちゃんの応援のおかげだよ
英姿颯爽(えいしさっそう)の例文
- 成績が学年トップの彼は、スポーツにも秀でている。文武両道で自信に満ち溢れ、歩く姿はいつも英姿颯爽としている。
- 激闘の末に優勝した彼らは立派だった。校歌を斉唱するその姿は、泥まみれだが英姿颯爽としていた。
- ウィンブルドンで好成績をおさめたそのテニス選手は、海外遠征から帰ってきてすぐの記者会見で、非常に英姿颯爽として見えた。
- 彼女は職場の同僚だが、同期の中では一番仕事ができる。彼女のプレゼンテーションは英姿颯爽としていて、聞くものをいつも惹きつけた。
- 私の父は非常に自信家で、その立ちふるまいは英姿颯爽としていた。
まとめ
「英」はすぐれた、立派なという意味で、「颯爽」は姿などが勇ましく、きびきびしているさまを表すことから、英姿颯爽(えいしさっそう)は、姿が堂々として、立派で、きびきびしているさまを表す言葉となりました。高校球児たちが甲子園に入場してくる様など、まさに英姿颯爽(えいしさっそう)といえます。こうした堂々とした出で立ちは、見ているものにも清々しい印象を与えます。私たちも、いざという時には英姿颯爽(えいしさっそう)に見えるような行動をとりたいものです。