毀誉褒貶の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
毀誉褒貶
【読み方】
きよほうへん
【意味】
褒めたり悪口を言ったりすること。さまざまな世評。
「毀誉褒貶」はね、人々がある人や物事をほめたりけなしたりすること、またはそのような評判が色々な方向に広がっている状況を指す四字熟語だよ。
ええな。それは言い換えれば、「あることや人が、いろんな意見でほめられたり、けなされたりする」ってことやな。
みんなが違う意見を持って、それが色んな方向に飛んで行くみたいな状態を描いてるんやな。
これは、「世間の意見は色々」っていうことを教えてくれるんやで。
みんなが違う意見を持って、それが色んな方向に飛んで行くみたいな状態を描いてるんやな。
これは、「世間の意見は色々」っていうことを教えてくれるんやで。
【語源・由来】
「毀」と「貶」は、そしること、「誉」と「褒」は、ほめること。
【典拠・出典】
(毀誉)『論語』衛霊公(褒貶)『漢書』芸文志
【類義語】
・雲翻雨覆(うんぽんうふく)
・賛否両論(さんぴりょうろん)
【英語訳】
praise and censure
毀誉褒貶(きよほうへん)の解説
カンタン!解説
「毀誉褒貶」っていうのは、誰かをほめたり、けなしたりすることを言うんだよ。それに、ほめることやけなすことで作られる、みんなが思うその人の評判や印象も表すよ。
「毀」や「貶」っていうのは、けなすことを指し、「誉」や「褒」は、ほめることを意味するんだ。
例えば、「毀誉褒貶を顧みない」っていうときは、人々がどう思おうと、自分は自分のやり方で行くよ、って意思を示してるんだ。他人が自分をどうほめたりけなったりしようと気にしない、ってことさ。
毀誉褒貶(きよほうへん)の使い方
ともこちゃんは、優秀だけど・・・、優秀だからこそ毀誉褒貶半ばな評価を受けているよね。
出る杭は打たれる運命なのよ。私を批判するような人たちは、所詮負け犬だから、気にしないの。
そういう所が、批判を受けてしまう理由なんじゃないかな・・・。せっかく優秀なんだから、みんなを手のひらで転がすように、言うこと聞かせるくらいにしてしまえばいいのに。
そんな事には興味が無いもの。褒められようと思って頑張っているわけでもないし、毀誉褒貶はまったく気にしていないわ。
毀誉褒貶(きよほうへん)の例文
- 世間の毀誉褒貶をいちいち気にしているようでは、政治家として信念を持った行動ができないのだ。
- 意表をついた彼の作品が、毀誉褒貶半ばしているというのは、とても興味深いことです。
- 彼の描いた絵本は、大人たちからは不評で、不買運動がおこるほどだったが、子供たちにはとても受けて、世代を超えての毀誉褒貶な作品となった。
- 彼自身が毒舌家であることから毀誉褒貶の激しい人物であり、発言を不快に思った人たちから批判されることも多い。
- 権力を手中にした女性は、男性陣からの毀誉褒貶が避けられないものなので、出世した後も彼女は苦労するのだろうが、きっとそれも切り抜けるのだろうな。
- 見栄を張り、人のうわさを気にするような人ならいざ知らず、彼は、そんな毀誉褒貶に心を左右される人物ではありません。
毀誉褒貶の文学作品などの用例
- 口先や筆先では毀誉褒貶に超然としているらしく見せかけていても、文壇人は俳優や音楽家と同様、人気を気にするのが普通である。<正宗白鳥・旧友追憶>