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欣求浄土【ごんぐじょうど】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・対義語・英語訳)

欣求浄土

欣求浄土の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
欣求浄土

【読み方】
ごんぐじょうど

【意味】
死後、極楽浄土へ行けるよう願い求めること。
極楽浄土に往生することを心から願い求めること。

四字熟語の博士
「欣求浄土」は、死後に西方の極楽浄土で再生することを心から望む、という意味があるんだよ。
助手ねこ
つまり、「死んだあとに、西の極楽浄土で生まれ変わりたいな」って、心の底から願うことやな。
死後の世界について深く考え、そこで新しい人生を始めたいと願うんやな。
それが、「欣求浄土」の言葉で表現されてるんやで。

【語源・由来】
「欣求」は喜び求める、積極的に願い求めること、心から願って喜ぶことを意味します。
「浄土」は苦しみのない極楽浄土を略した言葉です。
仏教用語で、浄土宗や浄土真宗の基本的な思想でよく用いられ、厭離穢土 (おんりえど、けがれ多い現世を嫌うことの意) の対句として用いられます。

【典拠・出典】

【類義語】
安楽浄土(あんらくじょうど)
・厭穢欣浄(おんえごんじょう)

【対義語】
厭離穢土(おんりえど)

補足 読みは「おんりえど」が一般的ですが、辞書によっては「えんりえど」を採用している場合もあります。

【英語訳】
seeking rebirth in the Pure Land
an aspiration for rebirth in the Paradise

欣求浄土(ごんぐじょうど)の解説

カンタン!解説
解説

仏教では、人々が現在の生活から解放されて極楽浄土に生まれ変わることを目指すことがあるんだ。極楽浄土とは、仏がいて苦しみがなく、仏教の教えを学ぶのに最適な環境が整った理想の世界を指すよ。浄土宗や真宗などの仏教教派では、この極楽浄土への往生を教えとしているんだ。

「欣求浄土」は、そのような極楽浄土に心から行きたいと願い、そのために努力をするという心情を表す言葉。「欣求」という部分は、「喜んで何かを求める」という意味を持っているよ。つまり、「欣求浄土」は、極楽浄土への深い願望とその実現のための積極的な行動を示す表現なんだ。

これは例えば、日々の生活で困難に直面しているときや、人生の目標に向かって一生懸命努力しているときなどに使うことができるよ。自分が目指すべき場所への強い願望と、そのための積極的な行動を通じて、自分の内面を高めることを意味しているんだ。

欣求浄土(ごんぐじょうど)の使い方

ともこ
徳川家康の軍旗に記した言葉って知っている?
健太
ううん、知らないよ。
ともこ
厭離穢土欣求浄土って記していたみたい。意味は苦悩の多いこの世を離れたいと願い、心から平和な極楽浄土を願い求めることということらしいよ。
健太
そうか、平和な世の中を願うことが、徳川家康が天下人になった背景かもしれないね。

欣求浄土(ごんぐじょうど)の例文

例文
  1. 欣求浄土の願いに免じて、この希望を叶えていただけないか。
  2. 欣求浄土の概念は違う立場の人たちの考え方を表していると考えられるようになった。
  3. 欣求浄土の精神は貴族や武将以外にも、庶民らに普及し、その後の思想にも大きな影響を与えたと考えられる。
  4. 欣求浄土を第一の原則とされ、修行を積むことで救われると考えられた。
  5. 欣求浄土は浄土教思想の基本的特質を表し、重要な考え方でもあった。

欣求浄土の文学作品などの用例

  1. なにとぞ欣求浄土の誓願に免じて、この希望を叶えていただけないか<辻邦生・西行花伝>

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