【四字熟語】
安楽浄土
【読み方】
あんらくじょうど
【意味】
現実の世界のような悩みや苦しみなどがなく、一切の心配や汚れから解放され、安心して楽しく暮らせる世界のこと。
【語源・由来】
安楽浄土とは仏教で阿弥陀仏がいる清らかな世界のことを言う。それは西方のかなたにあり、いっさいの悪行・苦痛がなく安楽を極める土地とされている。極楽や、極楽安養浄土とも言われる。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・極楽浄土(ごくらくじょうど)
・寂光浄土(じゃくこうじょうど)
・十万億土(じゅうまんおくど)
・九品浄土(くほんじょうど)
・西方浄土(せいほうじょうど)
・安楽世界(あんらくせかい)
・極楽世界(ごくらくせかい)
・西方世界(せいほうせかい)
・安養宝国(あんにょうほうこく)
【英語訳】
heaven
paradise
eden
nirvana
shangri-la
promised land
utopia
宗教色の強い言葉のため英語でもその地の宗教色を帯びた言葉が多い。そのため必ずしも安楽浄土と言う意味に合致していない。
英語例文
私の祖父は安楽浄土で健やかに暮らしているだろう。
I believe my grand father lives happily in heaven.
私の祖父は安楽浄土で健やかに暮らしているだろう。
I believe my grand father lives happily in heaven.
安楽浄土(あんらくじょうど)の使い方
健太くん、おはよう!朝からなにブツブツ言ってるの?
おはよう。昨日おばあちゃんが念仏唱えてて一緒になって唱えてたら少し覚えちゃった。
そうなんだ!おばあちゃんは毎日念仏唱えてるの?
うん。毎日唱えてるよ。毎日唱えておけば安楽浄土に行けるんだって!
安楽浄土(あんらくじょうど)の例文
- 私の祖父は、死後に安楽浄土へ行けるようにと毎晩念仏を唱えることが日課となっている。
- 人は何かにすがっていないと生きて行けない生き物なのだ。キリスト教においては天国であり、仏教では安楽浄土がそれである。
- 現実の理不尽な苦しみから人類を救ってくれるのが死後の安楽浄土である。
- 安楽浄土へ行けば全ての苦しみから解放されると言う。
- 久しぶりの連休に家族で温泉へ生く。仕事から解放され、昼間から温泉へ入るとまるで安楽浄土にいるような気分である。