三面六臂の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
三面六臂
【読み方】
さんめんろっぴ
【意味】
三つの顔と六つの腕をもつ意から、一人で何人分かの働きをすること。また、一人で多方面にわたって活躍すること。
ええな!それはつまり、「ひとりでも何人分ものことをやり遂げる」ってことなんやな。
どんなに大変なことでも、自分ひとりで頑張って全てこなすんやな。
これは、「一人でも大活躍できる能力」を表すんやで。
どんなに大変なことでも、自分ひとりで頑張って全てこなすんやな。
これは、「一人でも大活躍できる能力」を表すんやで。
【語源・由来】
仏像などが、三つの顔と六つの腕を持っていることから。
「面」とは、顔のこと。
「臂」とは、ひじ、腕のこと。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・縦横無尽(じゅうおうむじん)
・八面六臂(はちめんろっぴ)
【英語訳】
rush of business; versatility.
man who can do the work of many.
三面六臂(さんめんろっぴ)の解説
カンタン!解説
「三面六臂」っていうのは、まるで三つの顔と六つの腕を持っているように、一人で何人分もの働きをすることを表す言葉なんだよ。だから、一人で色んなことを頑張っている人を表現するときに使うんだ。
例えば、「彼は三面六臂の大活躍を見せた」っていうときは、彼が一人でたくさんの仕事をこなした、つまり、彼がすごく活躍したという意味になるんだ。
「面」っていうのは顔のことで、「臂」は腕のことを指すんだ。だから、「三面六臂」っていうのは、文字通りには「三つの顔と六つの腕」っていう意味になるけど、ここでは「一人で何人分もの働きをする」という意味で使われてるんだよ。
三面六臂(さんめんろっぴ)の使い方
体育大会での健太くんの活躍は素晴らしかったわね。
そんなことないよ。
走ればいつもトップを独走していて、幅跳びでは校内の記録を更新したそうじゃない。まさに、三面六臂の活躍だったわね。
そんなに褒められたら、照れるよ。
三面六臂(さんめんろっぴ)の例文
- 彼は物静かでみんなは気づいていないけれど、いつも三面六臂の働きをしている。彼のおかげで、残業をしたことがない。
- 彼女の才能は三面六臂というように、今では海外にまで名が知れ渡っていて、とどまることを知らないようだ。
- 兄は力が強い。引っ越しの時には、三面六臂の働きをしてくれてとても助かった。
- 音楽だけではなく、文芸はもちろん、絵画まで才能を評価される姉は、三面六臂というのにふさわしい。
- 才能はひとつあるだけで素晴らしいけれど、彼は多才で三面六臂だというから、うらやましいものだ。
三面六臂の文学作品などの用例
- あるいは牛頭、あるいは馬頭、あるいは三面六臂の鬼の形が、音のせぬ手を拍き、声の出ぬ口を開いて、<芥川竜之介・地獄変>
- 行過ぎたのが、菜畑越に、縺れるように、一斉に顔を重ねて振返った。三面六臂の夜叉に似て、中にはおはぐろの口を張ったのがある。〈泉鏡花・小春の狐〉
いろいろな分野で才能を発揮して大活躍することを描いているよ。
まるで6つの腕と3つの顔を持っているかのように、一人で何人分もの働きをする、という意味だ。