食前方丈の意味(語源由来・出典・類義語)
【四字熟語】
食前方丈
【読み方】
しょくぜんほうじょう
【意味】
きわめてぜいたくな食事のこと。ごちそうが自分の前に、一丈四方もいっぱいに並べられる様子。
そうかいな。それは「すごく豪華な食事」って意味か。
まあ、一丈もあるテーブルにびっしりと料理が並んでるってイメージやな。
これは、「めちゃくちゃ豪華なご馳走」を表す言葉やな。
まあ、一丈もあるテーブルにびっしりと料理が並んでるってイメージやな。
これは、「めちゃくちゃ豪華なご馳走」を表す言葉やな。
【語源・由来】
「食前」は食事の席の前。「方丈」は一丈四方。「丈」は長さの単位で、一丈は約3.03メートルを表す事から。
「食前方丈,侍妾数百人,我得志,弗为也。」という記述から。
【典拠・出典】
『孟子』「尽心・下」
【類義語】
・炊金饌玉(すいきんせんぎょく)
・三汁七菜(さんじゅうしちさい)
・大牢滋味(たいろうのじみ)
食前方丈(しょくぜんほうじょう)の解説
カンタン!解説
「食前方丈」っていうのは、すごーく豪華な食事のことを指すんだよ。
「食前」は食事が出てくるテーブルのことで、「方丈」は長さの単位だね。でもここでは、「方丈」は大きさを示してて、約3メートル四方くらいの意味になるんだ。
つまり、「食前方丈」は、自分の前のテーブルに、3メートル四方も広がるほどの豪華なご馳走が並んでいる状況を表してるんだ。まるで宴会のように色んな料理が並んでて、食べきれないほどだよ。ちなみに、この言葉は『孟子』という古い中国の書物から来ているんだよ。
食前方丈(しょくぜんほうじょう)の使い方
わあ。君のお弁当はいつも美味しそうで羨ましいな。色とりどりだし、品数も多いよね。家での夕飯も手の込んだものが多いの?
いやいや、そんなことないよ。我が家の食卓が、食前方丈となるのは父の誕生日のときくらいだよ。普段の食事はそんなに豪華じゃないから。
そうなの?でもきっと君のお母さんは料理が上手なんだろうね。凄く美味しそうだよ。羨ましいなあ。
そうかな?まあ、料理は好きみたいだから比較的色んなものが出てくるのはあるかな。それと、母親の影響で私も料理が好きになったのは良かったよ。
食前方丈(しょくぜんほうじょう)の例文
- 彼が宝くじに当たってから、食生活が激変しているのは火を見るより明らかで、毎晩食前方丈の様子である。
- 食前方丈の毎日を繰り返していたばっかりに、いざそういった生活が出来なくなると気が狂いそうになるものだ。
- どんなにお金持ちになっていても、彼は旅行にお金をつぎ込むタイプで、あまり食前方丈のような豪華な食事には興味がないようだ。
- 君の夕飯が食前方丈なのは知っているが、だからといってよそ様の夕食を悪くいうのは人道的にどうかと思うよ。
- 君に食前方丈のような食事を用意してくれとは望まないが、せめて毎日カップラーメンを出すのではなくお米を炊くくらいの努力はして欲しい。
長さが一丈(約3メートル)もある広いスペースに並べられた豪華な食事というイメージが込められているんだ。