千姿万態の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
千姿万態
【読み方】
せんしばんたい
【意味】
さまざまに異なる姿や形のこと。また、さまざまに姿や形を変えること。
なるほど、それなら「いろんな姿や形がある」ってことやな。
人間も、ネコも、木も、みんなそれぞれ違う姿や形を持ってるから、「千姿万態」って感じやな。
これは、「いろんな姿を認める大切さ」を教えてくれる言葉やで。
人間も、ネコも、木も、みんなそれぞれ違う姿や形を持ってるから、「千姿万態」って感じやな。
これは、「いろんな姿を認める大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【語源・由来】
「千」「万」は数の多いことを示す。「姿態」は姿やからだつき、また形・様子のこと。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・千状万態(せんじょうばんたい)
・千態万状(せんたいばんじょう)
・千態万様(せんたいばんよう)
【英語訳】
an endless variety of forms; multifariousness.
千姿万態(せんしばんたい)の解説
カンタン!解説
「千姿万態」っていうのは、いろんな形や見た目を持つことを表す言葉なんだ。それはまた、色々な形や見た目に変わることをも意味するよ。
単語を分解すると、「千」「万」っていうのは「たくさん」という意味だし、「姿態」は、形や見た目のことを指してるんだよ。
例えば、「千姿万態の雲」と言うときは、雲がいろいろな形に変わる様子を表しているんだ。雲は時にはドラゴンのように見えたり、うさぎのように見えたりするよね。それが「千姿万態」なんだよ。だから、世の中のいろんなものや状況が色々な形や様子を示すときにこの言葉を使うことができるんだよ。
千姿万態(せんしばんたい)の使い方
ともこちゃん、ひとりで芝居をするって本当なのかい?
そうよ。一度やってみたかったの。
それにしても、そんなことができるものなのかい?今からでも、それぞれの役を任せる人を探したらいいんじゃないかな。
私の千姿万態をしっかりと見て欲しいわ。とても自信があるの。
千姿万態(せんしばんたい)の例文
- 彼女が化粧をすると、千姿万態というように、まるで別人に見えてしまう。
- 彼の演技は千姿万態というのがふさわしい。貧しい青年から、裕福な老人の役までこなしてしまうのだから、素晴らしい才能としかいいようがない。
- 君の千姿万態の様子をながめていると、おもしろくて時間があっという間に過ぎてしまうよ。
- メイク係のおかげで、千姿万態が可能になった。このファッションショーは、絶対に成功すると思う。
- 千姿万態になる生物なんて、いるはずがないだろう。そう思っていたけれど、まさかこの二つの生物が同じだなんて信じられない。
千姿万態の文学作品などの用例
- 籠にあふれた花のように、どの車でも、生徒たちは千姿万態のはなやかな動き方をしていた。<石坂洋次郎・若い人>
- それらの間をおもいおもいな趣向にいろどった屋形船が、千姿万態の娘たちをひとりずつすだれの奥にちらつかさせて、銀河きらめく暗夜の下を右に左に縫っていく情景…〈佐々木味津三・右門捕物帖 へび使い小町〉
千や万という大きな数字が使われているから、本当にたくさん、無数に近いほどの色々な形や姿を表すことができるんだ。