一得一失の意味(出典・類義語)
【四字熟語】
一得一失
【読み方】
いっとくいっしつ
【意味】
一方で利益があると他方で損失を伴っていること。
それは「何か得ることがあったら、同時に何か失うこともある」ってことやな。
だから、「全てがうまくいくわけではない」ってことを教えてくれるんやな。
これは、「物事はいつもプラスマイナスがついてくる」っていうことやで。
だから、「全てがうまくいくわけではない」ってことを教えてくれるんやな。
これは、「物事はいつもプラスマイナスがついてくる」っていうことやで。
【典拠・出典】
『無門関』「二六」
【類義語】
・一利一害(いちりいちがい)
・一失一得(いっしついっとく)
・一長一短(いっちょういったん)
一得一失(いっとくいっしつ)の解説
カンタン!解説
「一得一失」っていうのは、一つ得ると同時に、どこかで損をするということを表してるんだよ。つまり、得ることと損することが一緒に起こる状況を指すんだ。それから、物事には良い点と悪い点が同時に存在する、という意味でも使うよ。ちなみに、「一失一得」っていう言い方もあるんだけど、これも全く同じ意味だよ。
たとえば、友達と遊んで楽しい時間を過ごしたけど、その分宿題の時間が取れなくて、次の日に先生に怒られた。これが「一得一失」の例だね。遊ぶことで楽しさを得たけど、その反面、宿題の時間を失ってしまったんだ。
つまり、全てのことには良い面と悪い面があるってことを、この「一得一失」で表しているんだよ。だから、何かをするときは、その結果に何が起こるか考えてから行動することが大切だね。
一得一失(いっとくいっしつ)の使い方
うーん。悩むなあ。
健太くん。何を悩んでいるの?
こっちのお菓子は少ないけれどもおいしい、こっちは多いけれどもあまりおいしくない、一得一失でどちらを買うべきか悩んでいるんだ。
おいしくないものをたくさん食べても、お腹は満たされても心は満たされないと思うわ。少ないけどおいしい方にしたらどうかしら。
一得一失(いっとくいっしつ)の例文
- 一得一失、雨の日は、傘を持って行かなくてはいけないから面倒だけど、花が元気になる。
- 一得一失、この店は飲み放題で得だけど、食べ物が高い。
- 何でも一得一失だから、いい面と悪い面を見て検討しましょう。
- この契約は一得一失で、今の段階では何とも言えませんね。
- 一得一失、会員になると割引や会員限定セールがあるけれども、会費を払う必要がある。
一得一失の文学作品などの用例
- 相当の下宿を探すか、葉山へ同居をするか、何方かであるが、それも考えれば、何にも一得一失はあって、又自分の所帯に越したことは無い点もある。<尾崎紅葉・多情多恨>
つまり、利益と損失が背中合わせに存在するという意味なんだ。