百花繚乱の意味(語源由来・類義語)
【四字熟語】
百花繚乱
「百花撩乱」とも書く。
【読み方】
ひゃっかりょうらん
【意味】
いろいろの花が咲き乱れること。転じて、秀でた人物が多く出て、すぐれた立派な業績が一時期にたくさん現れること。
「百花繚乱」という四字熟語は、色とりどりの花が美しく咲き乱れるイメージから来ていて、たくさんの優れた人々が出現し、同時に素晴らしい作品や成果が生み出されて活気が溢れる様子を表すんだよ。
なるほどな。要するに、「色んな人がそれぞれに見せ場を作って、どんどんすごいことをやってくれはる」ってことやな。
まるで花畑がキレイに咲き乱れるように、人々がそれぞれに光って、時間が華やかになるんやな。
これは、「人々の活動が一つの場所を賑やかにする」っていう言葉やで。
まるで花畑がキレイに咲き乱れるように、人々がそれぞれに光って、時間が華やかになるんやな。
これは、「人々の活動が一つの場所を賑やかにする」っていう言葉やで。
【語源・由来】
「百花」は種々の多くの花、いろいろな花の意。「繚乱」は花などがたくさん咲き乱れている様子。いろいろな花が、はなやかに美しく咲き乱れることから。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・千紫万紅(せんしばんこう)
・万紫千紅(ばんしせんこう)
・百花斉放(ひゃっかせいほう)
百花繚乱(ひゃっかりょうらん)の解説
カンタン!解説
「百花繚乱」っていうのは、たくさんの色とりどりの花が一斉に咲き乱れる様子を表しているんだよ。「百花」っていうのは、いろんな種類の花を意味していて、「繚乱」っていうのは、花がたくさん咲き乱れてる状態を示してるんだ。
でもね、この四字熟語は、花のことだけじゃなくて、すごくたくさんの才能のある人たちが一気に現れて、素晴らしいことをたくさん成し遂げる状況を表すのにも使うんだよ。たとえば、「この年のオリンピックは、世界中からたくさんの才能ある選手が集まって、百花繚乱の競技が繰り広げられた」みたいに使うことができるんだ。
だから、「百花繚乱の様相を呈する」って言ったら、いろんなすごい人たちが一斉に活躍して、すごく面白い状況が広がっているってことを表しているんだよ。
百花繚乱(ひゃっかりょうらん)の使い方
日本選手団の百花繚乱が実現できたってオリンピックの選手団の団長がコメントしていたね。
そうね。過去最多のメダル数だったものね。
パラリンピックの女子選手は一人でメダルを五個も獲得したんだよね。
がんばっている人たちの姿を見て、健太くんもテストで0点ばかりではなく、100点というメダルを取りましょうよ!
百花繚乱(ひゃっかりょうらん)の例文
- ともこちゃんの友人はきれいな人ばかりで、みんなで集まると百花繚乱でした。
- 今年の新入社員は、百花繚乱です。
- 今年の映画はどれもおもしろくて、百花繚乱でした。
- その時代は百花繚乱のごとく詩人が輩出されました。
- 数十年前のその週刊の漫画誌は、いまや伝説を残した作家たちばかりで百花繚乱だった。
百花繚乱の文学作品などの用例
- 明治の文壇に百花繚乱の春を来らしめよ。<戸川秋骨・近年の文海に於ける暗潮>
- 古代ギリシャ、ロオマの巨匠達が発見した、人間の文字通り具体的な、観念に憑かれぬという意味での美しさが、百花繚乱と咲き乱れておりました。〈田中英光・オリンポスの果実〉