暴虎馮河の意味(語源由来・出典・類義語)
【四字熟語】
暴虎馮河
【読み方】
ぼうこひょうが
【意味】
自分の力量をかえりみず、血気にはやり無鉄砲で無謀なことをすることのたとえ。
そうなんや!それはもう、「力の自分のことはあんまり考えずに、元気いっぱいでどんどん行動する」ってことやな。
まるで、虎に向かって突進したり、危ない川を渡るくらいの大胆さが必要なんやな。
これは、「あまりにも無謀な行動は危険」って教えてくれる言葉なんやで。
まるで、虎に向かって突進したり、危ない川を渡るくらいの大胆さが必要なんやな。
これは、「あまりにも無謀な行動は危険」って教えてくれる言葉なんやで。
【語源・由来】
「暴」は「搏」に同じで、打つ、なぐる意。「馮」は川などを徒歩で渡る意。
【典拠・出典】
『論語』「述而」
【類義語】
・血気之勇(けっきのゆう)
・小人之勇(しょうじんのゆう)
・匹夫之勇(ひっぷのゆう)
暴虎馮河(ぼうこひょうが)の解説
カンタン!解説
「暴虎馮河」っていう言葉は、向こう見ずに、危険を顧みずに何かをすることを表すんだ。まるでトラに向かって突っ込んだり、大きな川を泳いで渡るような無謀な行動を表すんだよ。「暴」は「搏」って言葉と同じで、ヒトコトで言えば「打つ」や「なぐる」といった意味があるんだ。「馮」は川を歩いて渡ることを指すんだよ。
この言葉の出どころは、孔子の弟子の子路が、自分の名前が名前が出るのを期待して、「先生が大軍を動かすなら、誰と一緒になさいますか?」と聞いた時のことなんだ。その時、孔子は子路に対して注意を促したんだよ。そして、後になって子路は、仕官して争いに巻き込まれて、惨い結果になっちゃったんだ。それが「暴虎馮河」の出どころで、『論語』という本に書かれているんだよ。
おっと、これが難しすぎたかな?小学生向けにもっと分かりやすく言うと、この「暴虎馮河」っていう言葉は、「危ないことを無理にやろうとする」って意味なんだよ。トラと戦ったり、大きな川を泳いで渡ったりするのって、すごく危険じゃない?でも、そんな無理なことをやろうとする人がいるんだよ。それを「暴虎馮河」って言うんだよ。でも、そんな無謀なことをやると、大変なことになっちゃうよ。だから、無理をしないで、安全第一で行動しようね。
暴虎馮河(ぼうこひょうが)の使い方
校長先生に女子生徒もズボンをはいてもいいように直談判しに行くわ!
いくらともこちゃんでも直談判は、暴虎馮河だよ。
じゃあ、どうすればいいのよ。校長先生の弱みでもにぎるの?
まあ、それもいいけど、先生方に根回ししたほうがいいと思うんだ。
暴虎馮河(ぼうこひょうが)の例文
- 勘だけを頼りに株価でもうけようだなんて暴虎馮河で、大損をしますよ。
- 小学生じゃないんだから、暴虎馮河は慎みましょう。
- 急いでいたから三階から飛び降りるなんて、暴虎馮河ですよ。
- たまには、暴虎馮河をやらかす社員がいても起爆剤になっていいかもしれない。
- こんな吹雪の中で行軍するなんて暴虎馮河だ。
暴虎馮河の文学作品などの用例
- 暴虎馮河の勇をふるい、攘夷を唱えているが、内実は貧しい水戸藩とは比較にならない実力があると見ていい。<津本陽・開国>
強い虎に直接立ち向かったり、危険な川を渡ったりするような、無謀な行動を描いているんだよ。