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文武両道の意味(語源由来・類義語)
【四字熟語】
文武両道
【読み方】
ぶんぶりょうどう
【意味】
学芸と武道の意。また、その両方にすぐれていること。
頭を使うことも、体を動かすことも、両方とも大切にしてバランスよくやるんやな。
これは、「何でも一つだけじゃなくて、バランス良く頑張る大切さ」を教えてくれる言葉なんやで。
【語源・由来】
「文」は学問・文事。「武」は武道。「両道」は二つの方面の意。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・允文允武(いんぶんいんぶ)
・文武兼資(ぶんぶけんし)
・文武兼備(ぶんぶけんび)
・文武二道(ぶんぶにどう)
・右文左武(ゆうぶんさぶ)
文武両道(ぶんぶりょうどう)の解説
「文武両道」っていうのは、文字通りに解釈すると、「文」は学問や芸術のこと、「武」は武道やスポーツのことを指すんだ。それから、「両道」っていうのは、これら二つの方面を表しているんだよ。
だから、「文武両道」っていうのは、学問や芸術、そしてスポーツや武道、この二つの領域でどちらも優れていることを指すんだ。「文武両道の優等生」と言ったら、それは、その子が勉強でもスポーツでもすごく優れていて、すごいなあって感じの意味になるよ。
つまり、「文武両道」っていうのは、学びもスポーツもバランスよくこなせる、すごく頭が良くて体力もある人のことを言うんだよ。
文武両道(ぶんぶりょうどう)の使い方
文武両道(ぶんぶりょうどう) の例文
- 高いレベルの文武両道を目標に掲げており、部活動が盛んです
- この学校は平成22年から、スーパーサイエンススクール事業に指定され、運動部は、テニス、水泳、陸上競技において優秀な成績を上げて文武両道です。
- 文武両道が部の方針で、定期テストで赤点になるとレギュラーから降格されます。
- 文武両道をモットーとしているため、生徒全員が部活動に所属しています。
- 健太くんのお兄さんは文武両道に優れた人でした。
文武両道の文学作品などの用例
- かれらはすべて文武両道の達人ぞろいで、いままでの隊士とは毛並がちがっている。<司馬遼太郎・燃えよ剣>
「文武両道」を目指すことは科学的にも正しい
「文武両道」は学問や文化と、武道や体力を鍛える活動を同時に極めることを意味します。歴史的にもアリストテレスやアレキサンダー大王、細川幽斎などの偉人たちがその考えに基づき活動してきました。
現代においても、勉強とスポーツを両立することは非常に尊重されており、多くの社会人が仕事と運動を両立させています。運動をすることで、脳の働きが向上することが科学的にも示されています。
運動をすると、血流が良くなり、酸素が脳に多く供給されるため、脳の機能が向上します。しかし、極度な運動は逆効果とも言われています。
ハンブルグ大学のホティングらの研究では、運動の度合いによって記憶の向上度が異なることが示されました。適度な運動は、脳の発達や機能をサポートする成分の分泌を促進しつつ、過度なストレスを回避することができます。
また、子ども時代に適度な運動を習慣化することは、学力向上にも繋がると言われています。ジョージア医科大学やイリノイ大学の研究から、運動が脳の「白質」の機能を強化すること、そしてそれが「数学的な能力」に影響を与えることが示唆されています。
総じて、「文武両道」の考えは、現代の科学的な知見によっても、身体と精神、学問と運動をバランスよく育成することの重要性が確認されています。
もっと身近に言えば、学校での勉強とスポーツの両方をバランス良くこなすことも指すんだ。