【四字熟語】
中原之鹿
【読み方】
ちゅうげんのしか
【意味】
群雄が割拠して天子の位を争いあうこと。また、ある地位をねらって競争する意味にも用いる。
【語源・由来】
「中原」は当時の中国の中央であった黄河中流をさす。「鹿」は天子の位のたとえ。中国、戦国時代に天子の位を得ようとして群雄が天下を争うことを、猟師が鹿を追うのにたとえた語。
【典拠・出典】
『史記』「淮陰侯伝」
【類義語】
・中原逐鹿(ちゅうげんちくろく)
中原之鹿(ちゅうげんのしか)の使い方
ともこちゃんが彼氏と別れたといううわさが広まって、男子生徒が中原之鹿といった様子でざわざわしているよ。
そんなことありえないわよ。
ともこちゃんが知らないところで、血みどろの戦いが繰り広げられているんだよ。
学校の平和のためにすぐに彼氏を作るわ。
中原之鹿(ちゅうげんのしか)の例文
- 社長の座を巡って、和気あいあいとしていた職場が中原之鹿といった有様です。
- 総理が引退表明をしてから中原之鹿といった様相です。
- 日本でも、戦国時代は天下統一を目指してまさに中原之鹿、日々争いが繰り広げられていました。
- 院長選が始まり中原之鹿といった感じて、院内は派閥に分かれ喧嘩状態です。
- 空手部では、部長の座を狙って、中原之鹿というように戦いが繰り広げられています。