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大智不智【だいちふち】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
大智不智

【読み方】
だいちふち

「大智は智ならず」とも読む。

【意味】
本当にすぐれた知者はそれをあらわにせず一見無知のように見えるということ。

【語源・由来】
「大智」は真の知恵者。

【典拠・出典】
六韜』「武韜」

【類義語】
大智如愚(だいちじょぐ)
知者不言(ちしゃふげん)

大智不智(だいちふち)の使い方

ともこ
健太くん。クイズ番組が大好きで知識が豊富なことはわかったけれども、それを他人に自慢してはいけないわ。
健太
なんで?みんなすごいって言ってくれるよ。
ともこ
本当にすごい人は大智不智といって、自分の知識をひけらかさないものなのよ。
健太
そうなのか。じゃあ今度からは小出しにするよ。

大智不智(だいちふち)の例文

  1. ともこちゃんは大智不智、控えめな女性なので自分から発言することはありません。
  2. 大智不智というのに、自分の博識ぶりを自慢するようではまだまだ人間としての器が小さい。
  3. 知らないふりをしなさいというわけではないんだ、大智不智というようにもうすこし知識の豊富さを自慢するのを控え目にしてはどうかといっているんだ。
  4. 健太くんは、大智不智というように無知なふりをしているけれども実はすごいんですよ。
  5. 大智不智、本当に賢い人は君のように目立とうとしないものだ。
ABOUT US
北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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