【四字熟語】
縁木求魚
【読み方】
えんぼくきゅうぎょ
【意味】
目的に合った方法で行わないせいで苦労をしても成果が得られないことのたとえ。また、その目的に合った手段を取らないために達成することが不可能なこと。
【語源・由来】
木に登って魚を求めても意味がないということ。「木に縁りて魚を求む」と訓読することが多い。
画像は、孟子の似顔絵イラスト
【典拠・出典】
『孟子』「梁恵王・上」
【類義語】
・縁希望魚(えんきぼうぎょ)
・縁山求魚(えんざんきゅうぎょ)
・敲氷求火(こうひょうきゅうか)
・煎水作氷(せんすいさくひょう)
【英語訳】
go to a tree for fish
ask for impossible
英語例文
彼は努力家だがいつも縁木求魚で効果が出ない。
He always tries his best but the way he does is as well as go to a tree for fish
彼は努力家だがいつも縁木求魚で効果が出ない。
He always tries his best but the way he does is as well as go to a tree for fish
縁木求魚(えんぼくきゅうぎょ)の使い方

ともこちゃん、お母さんにお使い頼まれたんだ。豚肉頼まれたんだけどどこにもなくて、急がないとお母さんに怒られちゃうよ!

偉いわね。でも豚肉なんてすぐみつかりそうなのに。どこのお店行ったの?

いろいろ行ったよ。八百屋さんと魚屋さんとお豆腐屋さんを回ったんだけどなくって。。。

なくて当たり前よ!豚肉なんだからお肉屋さんいかないとないわ。それじゃあ縁木求魚よ。一緒に行ってあげるわね!
縁木求魚(えんぼくきゅうぎょ)の例文
- 彼は人に取り入るのがとても上手だ。出世の為にあの上司にうまく取りいったらしいが、あの上司は来週会社を辞めるということを彼は知らないらしい。まったく縁木求魚だ。
- その答えを求めるのにあんな理論を持ち出すなんて縁木求魚もいいとこだ。
- インターネットにはたくさんの情報があるが、どれを信用していいかわからない。間違ったものを信じると縁木求魚になってしまう。
- 留学経験者から言うと、英語を勉強したいなら留学が一番の方法だ。日本人に英語を教えてもらっても縁木求魚である。
- あの人はいつもてきとうなことをそれらしくいっている。そんな人に聞いてもまったくの縁木求魚になってしまう。