著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

越俎之罪【えっそのつみ】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

【四字熟語】
越俎之罪

【読み方】
えっそのつみ

【意味】
自分の分をこえて他人の権限を侵す罪。

【典拠・出典】
荘子』「逍遥遊」

【類義語】
越権行為(えっけんこうい)
越俎代庖(えっそだいほう)

越俎之罪(えっそのつみ)の使い方

健太
ともこちゃん。彼のことが好きなんでしょう?代わりにともこちゃんの気持ちを伝えてこようか?
ともこ
余計な真似はしないで。越俎之罪よ。
健太
そうだよね。自分で伝えないと意味が無いよね。
ともこ
そうよ。ちゃんと自分の口で伝えるわ。

越俎之罪(えっそのつみ)の例文

  1. 平社員が社長の経営戦略について意見するなんて越俎之罪です。
  2. 看護師が、医師の診断に物申すなんて越俎之罪だ。
  3. 私が、君たち夫婦の離婚訴訟について何か意見を言うのは越俎之罪で、弁護士に聞いたほうが良い。
  4. スーパーの陳列方法に口を出すなんて、お客様とはいえ、越俎之罪です。
  5. 学校の方針に文句を言うのは、PTAであっても越俎之罪です。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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