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越俎之罪【えっそのつみ】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

【四字熟語】
越俎之罪

【読み方】
えっそのつみ

【意味】
自分の分をこえて他人の権限を侵す罪。

【典拠・出典】
荘子』「逍遥遊」

【類義語】
越権行為(えっけんこうい)
越俎代庖(えっそだいほう)

越俎之罪(えっそのつみ)の使い方

健太
ともこちゃん。彼のことが好きなんでしょう?代わりにともこちゃんの気持ちを伝えてこようか?
ともこ
余計な真似はしないで。越俎之罪よ。
健太
そうだよね。自分で伝えないと意味が無いよね。
ともこ
そうよ。ちゃんと自分の口で伝えるわ。

越俎之罪(えっそのつみ)の例文

  1. 平社員が社長の経営戦略について意見するなんて越俎之罪です。
  2. 看護師が、医師の診断に物申すなんて越俎之罪だ。
  3. 私が、君たち夫婦の離婚訴訟について何か意見を言うのは越俎之罪で、弁護士に聞いたほうが良い。
  4. スーパーの陳列方法に口を出すなんて、お客様とはいえ、越俎之罪です。
  5. 学校の方針に文句を言うのは、PTAであっても越俎之罪です。
ABOUT US
北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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