外柔内剛の意味(語源由来・出典・類義語・対義語・英語訳)
【四字熟語】
外柔内剛
内剛外柔とも言う
【読み方】
がいじゅうないごう
【意味】
外見は物柔らかで、心の中がしっかりしていること。
ほんなら、「見た目は優しそうでも、心の中はがっちり固い」ってことやな。
顔はニコニコしてても、中身はしっかり者なんやな。
これは、「見た目と中身が違うかもしれん」ってことを教えてくれる言葉やで。
顔はニコニコしてても、中身はしっかり者なんやな。
これは、「見た目と中身が違うかもしれん」ってことを教えてくれる言葉やで。
【語源・由来】
「外柔」外見は柔らかく、弱く壊れやすくも見えること
「内剛」中身が強く固いこと。芯がしっかりしていること。
【典拠・出典】
『晋書』甘卓伝
【類義語】
・内剛外柔(ないごうがいじゅう)
【対義語】
・内柔外剛(ないじゅうがいごう)
【英語訳】
Being gentle in appearance, but study in spirit.
例文
She has an iron hand in the velvet globe.
彼女は外柔内剛だ。
She has an iron hand in the velvet globe.
彼女は外柔内剛だ。
外柔内剛(がいじゅうないごう)の解説
カンタン!解説
「外柔内剛」っていうのは、見かけは優しそうでおだやかだけど、心の中はびくともしない強い意志を持っている、という意味なんだよ。つまり、外から見ると弱々しく見えるけど、実は中身はすごく強い、ってことを表すんだ。
「柔」ってのは、やさしい、またはおとなしいっていう意味だよ。「剛」は、意志が強い、という意味だね。そして、「外柔内剛」と同じような意味で「内剛外柔」っていう言葉もあるよ。
例えば、「外柔内剛の営業マン」と言うときは、その営業マンが見かけは優しそうで穏やかだけど、心の中は固く、頑固な意志を持っている、という意味になるんだ。この言葉の出典は、『晋書』っていう本の甘卓伝からきているんだよ。
外柔内剛(がいじゅうないごう)の使い方
全く君は頑固だねぇ。そんなに意地を張らずに、少しは譲歩してもいいんじゃないか?
別に意固地になっているわけではないのよ。色々と考えて決めたことだから、そう簡単に考えを変えるわけにはいかないということなの。こう見えて外柔内剛なのよ、私。
いや、それは使い方を間違えてるんじゃないか。君の場合は外剛内剛、外も内も剛と言った方が正しい。
あら、それはちょっと聞き捨てならないわね。私は優しくもないし柔らかな雰囲気でもないと言いたいのかしら?
外柔内剛(がいじゅうないごう)の例文
- あの小料理屋の女将はたおやかで美しい人だけど、さすがに一人できっちりと店を切り盛りしているだけあって、なかなかに芯の強い人なんだ。外柔内剛と言う言葉がぴったりくる人だと思うよ。
- 引っ込み思案でおとなしいと思っていた人が、いざとなると信じられないくらいに勇敢だったり。気弱で簡単に人に左右されそうだと思っていた人が、意外にもしっかりと自分を持っていたり。またはその反対に強面の人が子供や小動物に優しく接したりと、こうした外柔内剛や内柔外剛のギャップがあるから人間は面白いし、またそのギャップが人を魅力的に見せるのかもしれない。
外柔内剛の文学作品などの用例
- 所謂外柔内剛で、口当りは一寸柔いが、心が確している、行り出すと極端まで行るです。<二葉亭四迷・其面影>
柔らかな外見とは違って、内側にはしっかりとした芯があるという意味だね。