【四字熟語】
画虎類狗
【読み方】
がこるいく
【意味】
才能のない者が本物をまねても、似ているだけで実際は違うものになってしまうということ。「虎を画いて狗に類す」とも読む。
【語源・由来】
「類」は似ること。絵の才能がないものが、虎の絵を描こうとして描いても、犬に似た絵になってしまうということから。
【典拠・出典】
『後漢書』「馬援伝」
【類義語】
・画虎成狗(がこせいく)
・刻鵠類鶩(こくこくるいぼく)
・描虎類狗(びょうこるいく)
画虎類狗(がこるいく)の使い方
ああー。もう空手をやめようかな。
どうしたの?あんなに頑張っていたじゃないの。
才能がないのに、これ以上がんばっても一位をとることはできないんだ。
画虎類狗よ。全国で一位をとろうとしているから無理が生じるのよ。まずは地区大会一位を目指しましょうよ。まだまだこれからよ。
画虎類狗(がこるいく)の例文
- 画虎類狗、見栄を張って知ったかぶりをして、無能ぶりが露呈し、恥をかきました。
- 画虎類狗、彼は、ともこちゃんを意識して同じような話し方をしているけれども、彼女ほど知識がないから無様です。
- 画虎類狗、この絵は、偉大な画家の絵を真似をして描いたことが分かるから、余計に見苦しい絵です。
- 画虎類狗、優秀なともこちゃんの真似をしても、良い結果にはならないと思うよ。
- 画虎類狗、有名な選手の真似をしたプレーをしても、そもそも体のつくりが違うんだから、自分の拙さを知らしめるだけだ。