著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

飛揚跋扈【ひようばっこ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
飛揚跋扈

【読み方】
ひようばっこ

【意味】
強くてわがままに振る舞うたとえ。また、臣下がのさばり君主をしのぐたとえ。

【語源・由来】
猛々しい鳥が飛び上がり。大きな魚が跳ね上がるという意味。常識や規則などを無視して横暴な振る舞いをすることをいう。「飛揚」は猛禽が飛び上がること。「扈」は魚を捕らえるための水中の竹垣のことで、「跋扈」は大魚がその竹垣を飛びこえて逃げること。

【典拠・出典】
北史』「斉神武紀」

【類義語】
跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)
横行闊歩(おうこうかっぽ)

飛揚跋扈(ひようばっこ)の使い方

ともこ
健太くんのクラスはいつも騒がしいわよね。一体どうなっているの?
健太
僕のクラスは、不良たちが飛揚跋扈していて荒れているんだよ。
ともこ
先生は何をしているの?
健太
先生は不良を怖がって見てみぬふりをしているんだ。誰かどうにかしてほしいよ。

飛揚跋扈(ひようばっこ)の例文

  1. 米蔵ではネズミが飛揚跋扈し、大変なことになっていました。
  2. 私の大事な畑にアブラムシが飛揚跋扈していたので、テントウムシを解き放ちました。
  3. 飛揚跋扈していた悪の組織を一掃しました。
  4. 警察の目が届かない田舎なので、悪党が飛揚跋扈しています。
  5. ギャングが飛揚跋扈しているので、この町は住みたいまちワーストワンです。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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